菅総理、メダリストへ直電話でイメージアップ作戦か でもメモ読んでいません?
視線を上げます。
「本当に」(視線落とす)
「粘り強い戦いで」(視線上げる)
「勝利への強い執念を感じました。今、一夜明けてどんなお気持ちですか」(視線落とす)
まだ実感がわいていないと答える高藤選手。
「ああそうですか。前回のリオの闘いから五年間の」(視線落とす)
「努力を実らせての、まあ金メダルで」(視線上げる)
「であったと思います」(視線落とす)
「本当に」(視線上げる)
「大変な道のりだったと思います」(視線落とす)
「勝利後のインタビューで」(視線上げる)
「これが僕の柔道ですと胸を張って言った言葉に」(視線下げる)
「五年間の全てが凝縮されている、そんに風に感じました」(視線上げる)
高藤選手、笑いながら「はい、五年間ちょっと長かったので、はい」と答えます。
「いや、でも本当に素晴らしかったと思います」(視線下げる)
有難うございますと高藤選手。
「また今回の金メダルに多くの子供や」(視線上げる)
「若者が夢や希望を貰ったと思います。そしてご家族の皆さんも」(視線は上げ下げ)
「とっても喜んでいるという報道でしたけれどもいかがでしたでしょうか」(視線上げ下げ)
高藤選手、笑いながら家族も喜んでいると答えます。
それから同じように視線を上げ下げしながら、「おめでとうございました」と電話を切ります。テレビ画面が引いて菅総理の机から上を写し、高藤選手のカメラは女脇をアップにして切るところを写します。菅総理はそのままテレビ視線。目の前の「メモらしきもの」を手に取って画面が切り替わります。
何でこういう時ぐらい、メモ無しで自分の言葉でお祝いを言えないのでしょうか。高藤選手も心がこもっていないテレビ用のお祝いなど、話のネタにはなるでしょうが嬉しくないのではないでしょうか。目線が上げ下げし過ぎて、高藤選手と電話で会話しているようには全く見えませんでした。
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一々、自分でもうるさいとは思いますよ。が、国会答弁ではないのです。ただでさえ、官房長官時代から取り付く島もないメモ読みで有名だった菅総理。小泉純一郎元総理のように「感動した!」で、良いんですよ、名前とデータだけメモしておいて間違えないようにすれば。こういう所が菅総理の人間性が見えないと言われてしまう所以だと思います。政権支持率が20%台に落ちてしまったと言われています。この調子だと五輪後が菅総理の追い風になるようなことはないような気がします。兄弟で金メダルを獲った阿部一二三選手、阿部詩選手へ直電するかは未定ですが今度はご自分の言葉でお話しになると良いかと思います。(文@久田将義)