歴史書に書かれていない「歴史」 「ネリー&リズ 80間以内世界一周 風は西から東から」公演

「ネリー&リズ80日間以内世界一周 風邪は西から東から」

実力派俳優・松本洋一が、シアターグリーンBIG TREE THEATERで、12月22日から24日 まで上演のSPPTテエイパーズハウス 第50回記念公演 「ネリー&リズ 80日間以内世界一周 ~風は西から東から~」に出演する。

松本は、今回は、A.コスモポリタン社の編集長を演じる。 「周りからはモテてもいる、ある意味成功者的な人物である。さてはて本人的には… なかなかのやり手編集長さんでして、そんな彼をどうお届け出来るか!って感じですね」

本劇団の公演は、今年1月の初出演に続き、今回で2度目となる松本は、 「1月ではカツラや着物、鎧に刀と日本の時代劇でしたが、今回は洋服つまりは海外での話しを中心としてお話しが回ります。 久々に、見た目にもまた違う自分をお見せ出来るのではないかと思っております」

1月公演で初共演以来、本作で松本と共演する帆之亟は、 「今年一月、私の主演時代劇で、松本君には勇猛果敢な武将をやって頂きましたが、今回は軽妙な二枚目編集長を、どう演じてくれるかが楽しみです。彼の寝取られ俳優とは違った一面をご覧下さい。帆之亟は、明治時代と何故か令和で活躍する″霞市之亟″という歌舞伎役者で、この作品のストリーテラーです。僕としては再演の役で、現実とフィクションの中で、世界一周レースにどう向き合って演ずるかが見所となってます」とアピール。

今後について松本は 「俳優として役者として、ジャンルやコンテンツにも捉われる事なく様々な人やモノ等を演じる者でいたいです!」と話す。

明治22年—西暦1889年— 大日本国憲法が公布され官設鉄道新橋~神戸間 (後の東海道線)が全通し、まだ市外電話が東京と熱海がやっとだった頃、海の向こうアメリカでは二人の女性が単独世界一周に東回りと西回りに別れマッチレースに挑戦していた。 ピュリッツアーが社主であるニューヨークワールド誌の“ネリー、とライバル誌コスモポリタン社の“リズ。 個性の違う二人がジュール・ヴェルヌの「80日世界一周」に挑戦した史実。 歴史に隠されたヒロイン・ヒーローを取り上げ独自の歴史的フィクションドラマを創作する 【合歓葉ロワールド】だ。(文・写真@野島茂朗)