AKB48が魅せた第18期生昇格記念LIVE 19、20期生を合わせた16人の存在感 東京ドームへの切符をつかみ取れ
結論から言います。「AKBはやっぱりAKB」でした。
「青い空には雲は一つもない」と銘打たれたこのコンサート。18期生昇格コンサートで19期生、20期生も参加しての開催になります。6月27,28,29日の3日間。昼夜合わせて計4回。
千秋楽でのパフォーマンスを見て思った事は先輩たちが気づき上げたこれこそザ・アイドルだ、というAKB48を見せてくれたという点でしょうOvertuneから盛り上がりを見せた「18期生昇格LIVE」。AKB48は王道のパフォーマンスで客を沸かしました。
セットリストは18期生で歌う「言い訳Maybe」から入り、客の心をつかみます。MCでも元AKB48で圏外からセンターをつかみ取った内田眞由美さんで知られる「チャンスの順番」歌唱後では、じゃんけん大会を披露。オールドファンを懐かしがらせます。
また、順番が逆になりましたが前座で八木愛月と秋山由奈が「君と僕の関係」を歌いましたが、ここで既に客のワクワク感を掴んでいたのかも知れません。特に八木愛月の存在感は圧倒的でした。秋山由奈の歌唱力も心をひきつけました。
セットリストも最後の方になってくると、千秋楽だからか、涙を泣かしているメンバーもいました。その涙を見て白鳥のように湖の上ではきれいな姿を見せていますが、足では必死にもがいている様子を想像しました。メンバーの隠れた努力が表れているような気がします。
「あの夏の防波堤」「夕陽を見ているか」は個人的には名曲でしょう。この後、アンコールに入るのですが絶妙なセットリストだと思いました。各メンバー、全力でこの公演にかけてきた気持ちが伝わる涙でしたので、全員を褒めるべきですが、個人的に気になったメンバーを挙げると八木愛月の存在感、新井彩永のエネルギッシュなパフォーマンス、19期生の伊藤百花のアイドル性が際立っているような気がしました。
コンサート全体は、AKBの十八番とも言える、客席(2階席も)に入り込み、ファンとコミュニケーションを取り、客の心を掴んでいました。
「AKBはこうでなきゃ。王道で行かなければ」そう、肯定的にとらえたコンサートでした。
目標である東京ドームにたどりつくまで何日かは、神様しか分かりません。けれどこのパフォーマンスを続けている限り、再びAKB48が東京ドームに帰ってくる日も遠くはないのではないでしょうか。そしてそれにはファンの皆さんの強烈な後押しも必要になってくるはずです。(文@久田将義 写真@AKB48)