WHITE SCORPIОNが
2nd MINI ALBUM リリース記念イベントのファイナルを開催
このリリースイベントは、WHITE SCORPIONが10月22日リリース予定の2ndミニアルバムに合わせ、8月から全国21会場を回るツアー形式で実施されたものです。 会場数は21会場、開催期間は約3ヶ月(8月〜10月)。そしてファイナル会場:池袋西口公園野外劇場 グローバルリングシアターでした。開催日当日は晴れ間も見え、野外ながら観客の熱気が満ちていました。
ステージは夕暮れ時からスタート。野外劇場の開放感と、秋の軽い風がメンバーの衣装やヘアスタイルをさりげなく揺らし、ライブに臨む高揚感を一層演出していました。
メンバーはモノトーンを基調とした衣装で登場し、グループ名「WHITE(純真)」「SCORPION(強さ)」に込められた意志を体現するかのような佇まい。
セットリストには、ミニアルバムの表題曲を含む新録曲の初披露が含まれており、ファイナルならではの特別感が演出されました。コール&レスポンスも用いながら、観客とメンバーの空間が一つになっていく瞬間が印象的でした。モニター映像ではメンバーそれぞれの表情アップが映し出され、ライティングも野外の暗くなりつつある時間帯に映えて、美しい演出となっていました。
ライブ後、メンバーからファン(通称「SCOPIST」)に向けて感謝の言葉が伝えられ、全国21会場を巡ったツアーの振り返りもありました。「この景色をみんなと一緒に作れて本当に嬉しい」など、心のこもったコメントが多く聞かれました。また、ミニアルバムのリリースを記念したフォト・特典会も行われ、会場には整然と並ぶファンと笑顔を交わすメンバーの姿がありました。
最後には、ミニアルバム収録の新曲を全員で再披露。アンコールを求める拍手に応え、メンバーがステージを降りてファンとハイタッチを交わす演出もあり、野外劇場ならではの開放的な空気が印象的でした。さらに、今後の活動としてワンマンライブの日程や新しい展開が発表され、会場全体が期待に包まれながら幕を閉じました。
池袋西口公園野外劇場という立地も、今回のファイナルにふさわしい選択と言えます。都市の中心ながらオープンエアの設計で、夕暮れから夜にかけて照明が映える演出が可能です。
観客数こそ屋内ホールには及ばないものの、野外ならではの“その場でしか味わえない一体感”が非常に強く、メンバーの声・音・ライブ感がダイレクトに伝わる環境でした。
風がほんのり涼しくなる時間帯、ファンたちのサイリウム(応援ライト)の光が舞い上がり、昼間のツアーを締めくくるにふさわしい光景となりました。
この3ヶ月21会場に渡るリリース記念イベントは、単なるミニアルバムの宣伝を超えた“ファンとの距離を縮める”機会でもあったと言えます。全国を回ることで、各地に散らばるSCOPISTとのリアルな接点を多数設け、グループの活動基盤を確実に強化したと言っていいでしょう。
また、今回のファイナルでは次のステップへの布石も示され、「もっと大きなステージで」「全国をさらに拡大して」という意志が感じられました。これからのワンマンライブやさらなる作品リリースにも、大きな期待がかかります。ファイナルという特別な一日で、WHITE SCORPIONは“21会場ツアー”という挑戦を見事に完遂。観客と共にその歩みを祝う場として、池袋の野外劇場は最高の舞台となりました。
ミニアルバムの発売を皮切りに、彼女たちの次のステージがどう展開していくか、ファンにとっても貴重な機会になったことは間違いありません。今後のWHITE SCORPIONの成長から目が離せません。(文@編集部 写真©OVERSE/KING RECORDS)