LUNA SEAのドラマー真矢さん急逝 仲間のミュージシャン達からの続々と哀悼のコメントが
真矢さん(左)と鈴木新さん。2013年のHOPE AND LIVE。2014年には、真矢さんと鈴木さんはスペシャルバンドで出演。
人気ロックバンド「LUNA SEA」(ルナシー)のドラマー真矢さんが2月17日午後6時16分、急逝した。56歳。葬儀は近親者で営まれた。後日、お別れの会を開く予定。2020年にステージ4の大腸がん、2025年に脳腫瘍と診断され、闘病中。来月12日の公演に向けてリハビリ中だった。LUNA SEAのファン、2000年に結婚した妻、元モーニング娘。の石黒彩への配慮からガン闘病の公表を控えてライブ活動を続けてきたことが、亡くなった後に判明した。
元音楽プロデューサー、現デジタルアーティストの月光惠亮氏は、
「すごく残念です。Luna Seaにとってサウンドの核とも言える存在だった真矢。Led Zeppelin のジョン・ボーナムのような存在だったから。心より御冥福をお祈りします」
元かまいたち、「THE DEAD P☆P STARS」(DPS)ドラマーのKENZIは、
「同じYAMAHAのモニターでした。ステック見たらピンク&グリーン!一度ゆっくりお話ししたかったです。天国でもドラム叩いて人を楽しませてあげてください。心よりご冥福をお祈り申し上げます」
元黒夢、VINYLのギタリストの鈴木新は、
「黒夢で初めてCDを出した頃新潟でのライブ終わりに、現地スタッフの方が『LUNA SEAは、あそこに泊まってるんですよ』って、灯りが煌々とついた大きなホテルを指さして教えてくれたことがありました。『いつか俺たちも、あそこに泊まろうぜ』なんて言いながら、機材車を運転して帰った夜のことを、今でもよく覚えています。時が流れて真矢くんとは、とあるイベントのスペシャルバンドでご一緒する機会がありました。記者会見ではたまたま隣の席でリハーサルでは、気さくで無邪気でメニューにない曲のイントロを何度も叩いて、場を和ませてくれて。それは彼だけじゃなくてLUNA SEAの皆さん全員に言えることだと思います。気取らず、上からものを言うこともなく自然と伝わってくるバンドとしての結束感があって正直、少し羨ましく感じたほどでした。楽曲のクレジットを見ればその関係性がそのまま音になっていることも分かると思います。
その後は、ニュースで近況を知るだけになっていましたが半年前ほどに、お祭りのステージに立たれている写真を見た時少しずつ回復されているのかな、と感じました。今思えばきっと周りの人たちに心配をかけないようにあの場所に立ってくれたのかもしれません。闘病は、想像を超えるほど辛く厳しいものだったと思います。もし今は、痛みも苦しみもない場所でhideさんや櫻井さんたちに迎えられているのだとしたらそれだけが、せめてもの救いだと自分に言い聞かせています。近年、身近なミュージシャンの訃報に触れるたび自分も、自分にできることを一日一日、ちゃんとやっていこうと背中を押されます。ご家族の皆さまバンドメンバーの皆さま関係者の皆さまに、心よりお悔やみ申し上げます。深いリスペクトと感謝を込めてそして哀悼の気持ちを込めて」と述べた。
また、VINYLのボーカル、福井祥史(ex.D’ERLANGER、STRAWBERRY FIELDS)も、当時の思い出を振り返りながら次のように語った。
「俺は、LUNA SEAがデビューする前に何度か会ったことがある程度でした。打ち上げで、隆一と真矢が俺と同じ席にいて、隆一がLIVEでマイクコードを首に巻き付け、失神寸前まで締め上げるパフォーマンスをしていた、という話になったんです。その際、真矢が『こいつやばいでしょ、何とか言ってやってくださいよ』と、俺に言ってきたのを覚えています。確か、地方でSTRAWBERRY FIELDSとLUNA SEAが同じ日にライブをしていて、当日にSUGIZOから『打ち上げを一緒にやりましょう』と声をかけられたのがきっかけでした」
Gilles de Raisのボーカル、JOEは、突然の訃報に深い衝撃を受けた様子で、次のようにコメントした。
「悪い夢を見ている感じです。共に90年代を戦った戦友として……」
元BLIZARD、RIDER CHIPSのベーシストの寺沢功一は、
「大変なショックを受けています。LUNA SEAが2000年に終幕したあと『真矢組』という名前で一緒にルナシーのコピーバンドで全国ツアーをやったり、あの頃よく飲んだし遊んでたんです。いろいろな思い出があります。また何か一緒にできたらと考えていたので、とても残念です。ご冥福をお祈りします」と語った。
元ZIGGYのドラマー大山正篤は、
「また後輩が先に旅立ちました。ZIGGYで横浜のライブハウスに出演時、アマチュア時代のLUNA SEAメンバーが全員で見に来てくれたというエピソードを思い出します。彼は間違いなく日本のトップドラマーでした。どうぞ安らかに」
AURAのボーカリストREDZは、
「LUNA SEAの真矢くん マジ早すぎるって ビックリです ただただご冥福をお祈り申し上げます」
社交的な真矢さんは、打ち上げ等、宴席での気遣いも素晴らしかった。20世紀末、六本木のロックバーでベース野口五郎、ギター、シャ乱Qはたけ 等とセッションして、Led Zeppelin楽曲を演奏した真矢さんに筆者も遭遇した。
お祭りのように威勢よくカウントをとって、場を盛り上げた。冒頭の月光プロデューサーが述べたLed Zeppelinのジョン・ボーナムのようにパワフルな演奏だった。一方、売れっ子ミュージシャンを鼻にかけることなく、サービス精神旺盛な方だった。
「飲みものありますか? ロックンロール歌ったらどうですか?」
出身地の神奈川県秦野市への愛情も素晴らしく「はだのふるさと大使」を務めた真矢さん。昨年11月28日には小田急線秦野駅の列車接近メロディーがLUNA SEAの楽曲となった。V系ロックミュージシャンの楽曲が駅で使われたり、市長、駅長が追悼コメントを述べたりすることは、稀有なこと。
真矢さんの音楽への情熱、優しさは、楽曲で永遠に残ることだろう。
ご冥福をお祈りします。(文@霜月潤一朗 写真提供Ⓒ鈴木新)