砂漠の水、台北へ――「日本の感性」が国境を越える! 手塚眞、山村美智、稲葉怜ら9組がWHATZ ART FAIR2026 に集結

ヴィジュアリスト手塚眞
アーティスト稲葉怜

一般社団法人「砂漠の水」が、5月に台北で開催される国際アートフェア「WHATZ ART FAIR 2026」に出展する。会場はSheraton Grand Taipei Hotel、ブースはNo.922。日本発の多彩な表現が、台湾の地で新たな波紋を広げそうだ。

2021年の設立以来、「アートを身近に、人の心を潤す水になる表現を与え続ける」を理念に、ジャンルを超えた芸術活動とアーティスト支援を続けてきた同団体。今回のテーマは「境界を越える表現、日本の感性」。立体作品、アクリル画、繊維画、油彩、写真作品など、表現のフィールドは実に幅広い。

参加アーティストには、ヴィジュアリストの手塚眞、俳優・アーティストの山村美智をはじめ、繊維画アーティスト・稲葉怜を中心に、hirosato、RAYCO KONDO、Kawano Shin、太田琴乃、NOZAWA MISATO、四六三ら個性派9組が名を連ねる。

注目は、手塚眞が発表する新シリーズ「ROBOT IN DEPPRESSION」だ。

手塚は「今回は自身初の試みで、マンガにインスピレーションを得たアート作品を発表します」と明かす。さらに『鉄腕アトム』が描いた科学技術と人間性のズレに触れながら、「AIやデジタル技術、ロボットが生活に深く関わる一方で、技術に頼り過ぎ、規範が過度にシスティマティックになっている」と現代社会へ鋭い視線を向けた。

科学のシンボルであるロボットが、人間社会の硬直化を憂う――。その逆説的な構図は、まさに今の時代を映す鏡といえる。

稲葉怜は「台北という舞台で、文化や言語の壁を越え、人の心に届く表現を届けてまいります」とコメント。砂漠に一滴の水が染み込むように、日本の感性が台北のアートシーンへ静かに、しかし確かに広がっていく。

VIP Preview/Media Previewは5月22日12時から15時。一般公開は同日15時からスタートし、24日まで開催される。

台北で生まれる出会いは、単なる展示にとどまらない。国境を越え、ジャンルを越え、人の心を潤すアートの航海が、いよいよ始まる。(文・写真提供@霜月潤一郎)