横道坊主とVINYLが清水で激突 仕掛け人は地元の水道職人、DEATHGAZE直樹も参戦
芸能プロダクションでも、大手イベント会社でもない。仕掛け人は、静岡で水道工事の仕事に汗を流す一人の男だった。
9月12日、静岡・清水のライブハウス「CLUB ZOU」で、結成40年以上を誇るロックバンド・横道坊主と、
VINYLにとって、
今回のイベントを主催したのは、〝ツトム〟こと黒岩努氏。
普段の顔は水道職人だ。ところが、その周囲に集まった顔ぶれが面白い。
車屋、設備屋、飲食店、バー、タトゥースタジオ――。
「ツトムがやるなら」
そんな人間関係の積み重ねだった。友人から友人へ。水道職人からタトゥーアーティストへ。
「清水の大きな声を聞かせてください!」
この日のVINYLは、冒頭から飛ばした。ボーカルの福井祥史は、
「皆さんも飲んでますか? 今日はいっぱい飲んで、いっぱい騒ぎましょう」
と客席を挑発。さらに、
「曲を知らなくてもリズムに乗ったり、手拍子したり、
と呼びかけた。ステージとフロアの距離が近いCLUB ZOU。その距離感も手伝って、
「清水の大きな声を聞かせてください!」
「まだまだいけますよね、清水!」
福井が叫べば、客席からさらに大きな声が返ってくる。拳を上げるタイミングまでステージとフロアが重なっていく。そして終盤。
「最後の最後に一番大きな声を聞かせてくれ!」
その言葉を合図に、会場の熱量は一気に頂点へ向かった。
鈴木新、JIMMYから受け継いだ〝魅せるギター〟ギターの鈴木新も負けてはいない。
師匠は44MAGNUMの広瀬“JIMMY”さとし。
音を聴かせるだけではない。
立ち姿、ギターの構え方、
そんなJIMMYから受け継いだ〝魅せる美学〟を、
ライブハウスという空間だからこそ体に直接飛び込んでくる、
一方、サポートベースの**Jun(Valentine D.C.)**は、ついにステージから飛び出した。
観客との距離は、ほぼ〝0〟。
目の前でベースをかき鳴らす大胆なパフォーマンスに、
「次にやる曲は、
大きな拍手が起こった。
「ずっとそばにいて -Roots Edition-」は、1998年5月にリリースされた「
28年前の楽曲が、
福井は「バンド編成でやるのは年内は今日が最後ということになります」
と報告。
一方、「VINYL unplugged」は続く。
9月26日の下北沢、10月16日の上野、
「もしよかったらじゃなくて、絶対来てください」と念押し。
当然、客席からは大きな歓声が返ってきた。横道坊主とVINYL、最後は同じステージへ
そしてアンコール。
福井祥史、鈴木新、直樹が横道坊主と同じステージに立った。世代も歩んできたシーンも異なるロックミュージシャンたちがセッ
昨年は横道坊主。今年はそこにVINYLが加わった。そして約20社もの地元企業や店舗が協賛した。さらに今年は、
音楽業界では、動員数や売り上げ、SNSの数字が語られがちだ。しかし、この日のCLUB ZOUを動かしていたものは少し違った。「好きなことで地元を盛り上げたい」
水道職人のそんな思いに、人が人を呼んだ。水道職人からタトゥーアーティストへ。
地元の店からミュージシャンへ。横道坊主からVINYLへ。
肩書も業界も飛び越えた縁が一本につながり、
ステージから響く爆音。フロアから返される歓声。
この夜、CLUB ZOUで鳴っていたのはロックだけではない。人と人とのつながりそのものが、大きな音を立てていた。
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■VINYL vs 横道坊主 静岡・清水公演
2026年9月12日(土)
静岡・清水 CLUB ZOU
OPEN 17:00/START 18:00
出演:VINYL/横道坊主
※横道坊主TOUR 2026「CHANGE TO STAY THE SAME」の一環として開催
■VINYL unplugged
2026年9月26日(土)下北沢
2026年10月16日(金)上野
2026年11月7日(土)岡崎
■配信情報
VINYL 5thシングル
「ずっとそばにいて -Roots Edition-」
好評配信中
VINYLは、福井祥史(Vo/元D’ERLANGER・
横道坊主は1984年結成の長崎県出身ロックバンド。