【阪神vsDeNA】プロ野球CSシリーズは大雨・泥沼でもやる必要があるのか
テレビをつけてビックリしました。日程が迫っているんだろうけれど、甲子園の土が雨のせいで、水たまりが出来ているのです。今年、日本最高のチーム同士が試合をやる環境でしょうか。
僕は中学・高校と都内のラグビー部でした。現在は芝のグラウンドがほとんどですが、当時は土のグラウンドでした。雨になったからと言って、練習が中止になる事はありません。特に練習試合のときは。ラグビーはコンタクトプレーが原則。ボールを奪い合い、タックルをし、アタックをします。試合終了後には人相が分からないくらい顔が泥だらけになります。
最初は泥が気持ち悪かったのですが、もうマヒしてしまったというか、それが普通だと思うようになっていました。が、これは学生ラグビーでの話。プロ野球というのはスーパーアスリートの集団です。その素晴らしいパフォーマンスを見、そしてぶつかり合い勝敗を決してほしいものです。
因みに、あのようなグラウンド状態ですと、ラグビーの場合はひたすらゴロパンで相手の陣地にボールを転がし、相手のミスを誘います。まずグラウンドが滑るのですぐ、相手が倒れます(自分たちもですが)、さらにボールも滑るのでボールを落とす可能性も高くなります。ミスが出やすいのです。ランプレイも少なくなります。チーム1の俊足を誇るウィング、背番号11、14の選手も足がもつれます。自然とパスが少なくなり、ラグビーの醍醐味が薄れます。
野球もそうではないでしょうか。門外漢の僕ですが、因みに一野球ファンとして、野球の醍醐味はダブルプレイにあると思っています。特に、4→6→3とか6→4→3です。もう一つは外野手からのホームでのクロスプレイです。つまりスピード野球が好みです。そのスピード野球があのグラウンド状態では半減されるのではないでしょうか。甲子園だから致し方ないという意見はわかるのですが。
昨日の試合を見ていて、マウンド上で投球練習をしているピッチャーの元に審判が近づき、「大丈夫か?」と声をかけピッチャーは全員「OK」と答えていました。が、ファンとしては(巨人ファンの僕でさえも)、最高の環境で最高のプレイをさせてあげたかったと思っていたのではなかったでしょうか。選手の皆さんは、あの環境でよくぞやったと思うばかりです。(久田将義)