メンタル爆強の「新・炎上クイーン」 NGT48・中井りかに直撃インタビュー!(煽り動画付き)

次世代メンバーインタビュー
NGT48・中井りか

「普通の人なら私のツイッターの炎上は耐えられないと思います(笑)」

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52ndシングル選抜メンバーに選ばれ、テレビ東京は新番組「青春高校3年C組」(来月2日スタート、月~金曜午後5時半)のサブMCとしてNGT48中井りかがレギュラー出演。マルチの才能が開花しつつあります。握手会の休憩時間を削ってわざわざ、インタビューに応じて頂きました。

――握手会の合間の取材ですみません。休憩時間中に起こしてしまったようで。ガチで寝てたんですね、申し訳ないです。どれくらい寝ました?

中井:1時間半ぐらいです。

――本当すみません! 去年は『青春時計』でセンターをやられましたけど、それはアイドルになって大きなできごとでした?

中井:センターになったことというよりは、自分がそれまでにAKB48シングル選抜に選んでいただいてた波のなかでの発表だったので。私が選ばれるなんてまさかと思いました。けど、波の中での発表だったから……なんて言ったらいいのか、ちょっと頭回ってなくて(笑)。

――いいんですよ(笑)。徐々に頭を働かしてください。流れの中での発表だったので驚きは少なかったっていうことですかね。

中井:そうですね。

――選抜から来ての流れの中だったから、ああ来たなという感じですか。

中井:どうしようって戸惑いの方が大きかったです。こんなにチャンスをもらっていいのかな、私でいいのかなっていう気持ちの方が大きくて、まだその時はNGTを引っ張っていく余裕はなくて。

――プレッシャーがありました?

中井:プレッシャーが一番大きいです。

――『青春時計』には豆腐メンタルバージョンっていうのがあるって聞いたんですけど、中井さんは実際豆腐メンタルなんですかね。

中井:メンタルが弱いっていうか、すぐ落ち込んじゃったり泣いちゃったりしたんですけど、いまは強くなりました。成長したなって思います。その頃はホントに辛くて。センターになったこともそうですし、いろんな角度からいままで言われたことないようなひどいことも言われましたし、一気に脚光を浴びたことによっての周りの視線がすごくつらくて。その前から豆腐メンタルだったんですけど、その時期はすごくつらかったです。

――悪口言うってネットとかですよね、直接言う勇気がない人たちが。

中井:握手会にも来ました。

――えぇっ!? 握手会に来て言うんですか?

中井:当日券があるんですよ。『青春時計』がデビューシングルだったので、AKB48さんじゃなくて私たちのシングルの握手会が始まって、その握手会は当日券があって。そこで当日券を買って、「おまえなんかセンターにならなくていい」みたいなことを言いに来た方もいました。それがすごく辛くて。いろんなチャンスももらってたのに総選挙で23位って、私としてはすごく高かったんですけど、NGT48では他にもすごい飛躍した子がたくさんいたので、自分じゃなくてもよかったんじゃないかなって考えた時期があって。それがすごい苦しかったです。

――ひどい人がいるんですね、わざわざ嫌味を言うために。

中井:いますよ。いまは気にしてもしょうがないと思えますけど(笑)、その時は真剣に受け止めちゃって。

――まだ豆腐メンタルだったっていうのは去年の話ですか?

中井:そうですね、去年の春から夏にかけて。デビューシングルが発表になって、デビューシングルから夏の総選挙にかけてです。

――いまはすごい強いですよね、Twitter上とかで。

中井:そう、いまは成長しました、強くなりました(笑)。

――みなさん「よく言ってくれた」って拍手送ってると思いますよ。

中井:よく言われます、「スッキリした」とか。他のメンバーは言えないから、「りかちゃんが言ってくれてスッキリする」って言われて。最近はホントに振り切ってきたので。

――ファンの方も支持する方多いんじゃないですかね。ライブでのファンいじりもちょっと話題になってますよね。

中井:それは信頼関係があるからこそできることですよね。

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――Twitterでのあれはホントにムカついてるのか、ちょっとイジッてあげようみたいな感じなんですか?

中井:Twitterはわりと狙ってますね。プロレスというか。これを言うことによってどういう話題になるんだろうって考えながらやってることの方が多いです。

――ネットニュースに上がるぐらいの割り切った感じというか。

中井:そうですね。まず自分が有名になるためには強い自分を演出して、ちょっと尖ってるなっていうことで注目されたいって思いがあって。そこはけっこう計算してます。

――それはいまのところ成功してますね。

中井:わりかしネタとして拾ってもらえることが多くて。いまはアンチとかの格好の餌食というか。だからいろんな意味で、そこでフラストレーションを溜めて、「りかちゃんなんなの?」みたいになったところで気になってくれる人もいるじゃないですか。逆にアンチから好きになってくれる人もいますし。あとは初めて48グループの握手会に来るっていう人が私の握手会に並んでくれたりして、「いままでにないから、りかちゃんみたいなタイプ好きだよ」って言ってくれる方が増えてきたので。

――ですよね、僕はすごい好感持ってますね。中井さんのことを知らない人でも拡散されたものを見て、「こんなアイドルいるのか」って感じで知る人もいるかもしれないですからね。

中井:そうですね。

――そのへんは計算して。

中井 そうですね、そこは自分の頭で考えながらやってます。

――素晴らしいですね。本来はネガティブ思考なんだけど、その裏返しみたいな感じなんですかね

中井:いまは強い自分を演出してる方が大きいです。

――ホントはちょっと暗い感じだったりするんですか?

中井:もともと口は悪いですけど、何を言われてもそこまで傷つかなくなったんですよ。いまはそこを利用してるって感じです。

――傷つかなくなるコツってなんですか?

中井:言われ慣れることですね(笑)。あとは、言われたとしても、それは私のこと気になってるってことだから、それに関して落ち込んだりすることはなくなりました。

――アイドルって絶対アンチがいるじゃないですか。だからしょうがないですよね、やるからには割り切った方がいいですよね。
 総選挙23位ってすごい躍進だと思うんですよ。NGT48はいま勢いがあって、中井さんはその中心メンバーのひとりだと思うんですけど、23位ってどんな感じで受け止めました?

中井:すごくうれしかったです。でもそのあとの活動で、私よりも上位のメンバーが活躍してるのを見て、「センターだったのに」とかすごい言われて。私のなかでは23位っていう順位はすごくうれしかったんですけど、そこがけっこう辛かったです。
 でもみなさんからもらった順位なので、私はそのときは元気な感じを装ってたというか。あんまり落ち込んでる感じを外には出さなかったんですよ。それまでは落ち込んでるときは「もうやだ!」とか言って外に出してたんですけど、そこから出せなくなって。ファンの人がせっかく応援してくれてつかみ取った順位だから。そこで自分の気持ちとのギャップに悩んだ夏でした。

――23位って十分すごいと思うんですけど。

中井:そう、私もすごいと思うんです。だからホントにうれしかったんですね。そのあと他のメンバーのいろんな活動を見てたりすると悔しいなっていう気持ちもありましたし。逆にセンターになったのに何もできてなかったのかなって自分がすごく嫌になりました。

――いまはそこは昇華して整理はついてるわけですよね。

中井:はい、ぜんぜん大丈夫です。

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――ネットってどれくらい見られてます? Twitterとか。

中井:いまは自分がTwitterをやってるので、自分への反応を見てます。つぶやく時と、あとコメントを見てます。情報として先輩のTwitterを見たりはします。

――変な人はスルーですか?

中井:わざわざ時間を割いてくれてありがとうって感じです(苦笑)。

――なるほどー。

中井:でもかわいいもんじゃないですか。だからプロレスとして「アンチいるんだけど」みたいなことやったりはするけど、ホントに怒ってはいないです。もうどうでもいいです(笑)。でも言っていかないと中井じゃないみたいなところはあるので、それを楽しみにしてる人もいるんですよ、だからやるけどそこまで本気で怒ってはいないです。

――Twitter芸みたいな感じですかね。

中井:はい、一種の芸です。あと自分の手のひらで転がしてるみたいで楽しいです。先日の『オールナイトニッポン』が、何かが起こるスペシャルだったんですよ。「春の卒業シーズンに何かが起こる」っていうタイトルで、私は緊急で招集されたんです。だからそこはちょっと煽ろうと思って、ストーリーにNGT48の写真を載せて、「いままでありがとう」って書いたんですよ。そしたら「りかちゃん辞めちゃうの?」とか「移籍しちゃうの?」とかすごい来て、それを見てニヤニヤしてました。
 そしたらラジオ聴きたくなるじゃないですか。別に興味がなくても、今週もどうせ何も起こらないんだろうなと思ってても、「りかちゃんがこんなことつぶやいてるんだけど」ってひとつ話題になったらいいなっていう思いで。

――素晴らしいですね、編集者とか放送作家にもなれそうですね。

中井:そういうのが好きなんです、ニヤニヤしてずっと見てました。私の発言でみんながてんやわんやしてるのが(笑)。

――20歳になられて変わったことはありますか?

中井:体力の低下(苦笑)。

――そんなに違います?

中井:体力の低下はすごいです。公演で踊っててもついていけなくなったりして。もともと体が強い方ではないのでさっきも寝てたんですけど(笑)、体力がなくなってきて。
 メンタル的には強くなりました。とても強くなりました(笑)。たぶんNGT48のなかでは一番強いと思う。よく、「りかちゃん、こんなことで炎上してるんだけど」ってメンバーに相談に来られるんですね。そんなもの屁でもないんですよ。私のと比べたら何それ? みたいな。なんにも起きてない、そんなんで燃えてるとか言わないでって思うんですけど。

――カッコいいですねえー。

中井:私は意図してなくても勝手に話題になっちゃうから。自分が意図してないところで燃えると、「え?」と思ったりするけど、最近はほとんど自分から仕掛けてるんですけど。だからみんな本当の炎上を知らないなって思いますね。普通の人だったらりかの炎上は耐えられないと思います。「消えろ」とか「いなくなれ」とか普通なんですよ。「で?」って感じ(笑)。

――言ってる方も中井さんの反応を見たいんですかね。

中井:反応したら面白がって余計に言ってくるじゃないですか。私はそれを2ターンぐらい繰り返して、もういいやと思ったら自分でやめる(笑)。

――頭いいですねえ。好きの反対って嫌いじゃなくて無関心ですからね、本当に嫌いな人って無関心ですよね。好きだから構いたくて、それがアンチになると思うんですけど。
 僕は事件取材が多いんですけど、ホントに脅迫されたらすぐ警察行った方がいいですから。危険なものは警察に行ってください。なんなら僕が相談に乗りますよ(笑)。

中井:フフフフ。

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なかい・りか 1997年8月23日 富山県出身 A型
アイドルグループNGT48のメンバー
アンチを煽る炎上覚悟のTwitterが大人気!

――最後に、今年1年でやりたいことが何かあれば。

中井:活躍の幅をAKB48グループ内に限らず広げたいなっていうのが目標で。事務所に入れた所属できたっていうことはそれができやすいと思うんですよ。

――太田プロでしたっけ?

中井:そうです。だから私にとってそれがいい方に転がったらいいなと思って。事務所も信頼できる方がたくさんいるので。私のキャラを分かってていろんなお仕事を取って来てくださるので、そこでまず私が結果を出すことだなっていうのは思ってます。

――太田プロに入ったのは去年ぐらいですか?

中井:はい、去年の12月1日からです。

――じゃあこれからですね、楽しみです。

中井:露出が増えればNGT48にもいろんな層のお客さんを連れて来られるかなと思うのと、あとはNGT48としてのお仕事もしっかりやっていきたいです。NGT48で勢いのある子がいまたくさんいるので、他の子にはできないことをしたいなっていうのはありますね。

――NGT48いますごい勢いあるなと思うんですけど、どんなグループだと思ってます?

中井:後輩が入ってきますし、新しいNGT48になるとはいえ、(北原)里英さんも卒業しますし、不安要素はたくさんあるんですけど……いまのNGT48の仲の良さとかそういうところでのチームワークとか、武器になるんじゃないかなと思っていて。
 それぞれ個性も強いですし、やりたいことも明確にあるメンバーが多いので、自分の夢に向かってひとりひとりが突き進めばそれがいい相乗効果になるんじゃないかなって思ってます。最近メンバーといる時間が少ないので、どういう感じか私が分かりきれてないところもあるんですけど。

――プロデューサー的な目線なんですかね。

中井:わりとメンバーもひとりひとりで考えてる子が多くて。そのパワーを持ち寄ってNGT48っていうグループだと思ってて。私だけじゃなくて荻野(由佳)とか、メンバーひとりひとりがそう思ってると思うんですよ。ここぞという時にはチームで一致団結するけど、普段は自由奔放にみんなやってるので。その力が集まった時にNGT48っていう強いグループになると思うので、いまは自由奔放さがいいんじゃないかなと思います。

――北原さんが卒業されちゃいますからね。

中井:後輩が入ってきて先輩がいなくなっちゃった時に、それが成り立つのかっていうのが不安なところで。私が引っ張っていけたらいいんですけど。

――そうですね、中井さんリーダーで。

中井:私は頼りないんで(苦笑)。

――そんなことないですよ、炎上上等って感じで力強くていいと思います。

中井:誰よりもメンタルは強いと思います(笑)。

――カッコいいです! ありがとうございました。

(文◎久田将義 写真・編集部)