「AKB48が出てきたらチャンネル替えてました(笑)」 そんな少女が今や中心人物! NMB48・山本彩加
48グループ次世代メンバーインタビュー&動画
「アイドルに興味なかったので初めは何でおんねやろ、みたいな(笑)」
52ndシングル選抜メンバーに選ばれた山本彩加さん。お笑い要素もありながら清楚なイメージが印象的です。大阪の女子らしくハキハキする宇受け答えが印象的でした。「アイドルに興味がなかった少女も今やNMB48の中心にいます。
――空手がお上手だって聞いたんですけど。
山本:幼稚園の頃から中1まで、9年間やってて黒帯で初段です。
――何か割れます?
山本:いや、そういうのじゃないんです(笑)。型をやってて見せる感じだったので。闘うとかはどちらかというと怖くて、逆に弱くて。見せる方でした。
――何流ですか?
山本:糸東流です。
――あとでちょっと見せていただいていいですか?
山本:はい(笑)。
――まだ15歳なんですよね。
山本:そうですね、15歳です。
――そう言えば『AKB48 SHOW!』のコントで山本彩さんと絡んでましたよね。名前をどっちが奪うか、みたいな。
山本:はい、やりましたね。それも台本が来たときに、こんなん言えるわけないやろと思いながら(笑)。リハから緊張してやったんですけど。でも彩さんもやり切ってくださって、好評でした。
――ですよね、いまだに覚えてます。
山本:うれしいです(笑)。
――確かに名前が似てますもんね。いい感じにグイグイ来てましたよね。
山本:ありがとうございます。
――5期のオーディションで入られたんですよね。
山本:そうです。
――もともとNMB48が好きだったんですか?
山本:逆にアイドルはそんなに…、だったんです。ぶりっ子みたいなイメージがあったからあんまり好感は抱いてなかったんですけど、お姉ちゃんがオーディションを勧めてくれて、私はぜんぜん乗り気じゃなくて、無理やりみたいな感じで受けたんですけど、やっていく中でダンス審査とか最後のセレクションになった時、みんながめっちゃ必死に全力で取り組んでいるのを見て、私も負けず嫌いなので必死になっていて、そこで楽しいなって思い始めてからは全力になりましたね。
――じゃあ、誰々が好きみたいなことはなかったんですか。
山本:なかったですね、ぜんぜん。NMB48のメンバーも彩さんと山田菜々さんしか知らなくて。大阪にスパワールドっていうのがあるんですけど、小学生の頃にそこに行ったらたまたまNMB48のイベントをやってて、矢倉楓子さんと渋谷凪咲さんと村瀬紗英さんの3人が出てて、暇やったから観るかって感じで観てたら、抽選でさえぴぃさんのチェキが当たって。それだけすごい覚えてますね。
――それって何年ぐらい前になるんですかね。
山本:私が小4とか小5の頃なんで、5年ぐらい前ですかね。
――じゃあ、子供の頃からアイドルとかテレビとかそんなに興味なかったんですか?
山本:はい。逆にAKB48が出てたらチャンネル替えてたぐらいぜんぜん好きじゃなくて。だからなんで今なってるんやろって感じで(笑)。
――ど真ん中じゃないですか。
山本:なんでおんねやろ、みたいな感じなんですけど(笑)。でも入ってみてから気づくことが、たとえばNMB48は特になんですけど、「かわいい」だけじゃなくて面白さだったり、他の魅力がたくさんあることに加入してから気づきましたね。それをもっと早くに気づいておけば、好きじゃないみたいなことはなかったんじゃないかなって思うので、自分はいろんな人にそれを知らせていきたいというか。
――NMB48の魅力ってやつを、ですね。
山本:そうですね。ファンの方は分かってくださってると思うので、ぜんぜん知らない興味のない方に知っていただくことができたらいいんじゃないかなって思うので。
――山本彩さんとやったようにタメ口キャラで。
山本:そうですね、面白いと思います(笑)。
――たしかにNMB48はお笑い要素があってにぎやかな感じですね。
山本:そうですね。女同士なんで怖いのかな、仲悪いのかなって印象があったんですけど、ぜんぜんそんなことなくて。逆にフレンドリーすぎて仲良すぎるぐらいで。
――この前、『AKB48 SHOW!』で山本彩さんと渋谷凪咲さんと矢倉楓子さんがいて、「これからはツッコミやで」みたいなやり取りをしてて、あれ面白かったですね。
山本:ありましたね、面白いですよね。
――あの時まだ入られてないですよね。
山本:入ってないです。
――ああいうノリなんですか?
山本:楽屋とかでもそうですね。普段から意識せずにボケとツッコミが出てきてるから、楽屋でもみんなで爆笑してます。
――僕は東京なんですが、イメージ通りの大阪って感じなんですかね。
山本:イメージどおりって感じですね。「なんでやねん!」とはあんまり言わないですけど、お笑い要素みたいなところは、新喜劇とか身近で観てる分、勝手に出てきます。漫才とかも真似してやったりっていうのが多いので。
――ちなみに好きな芸人さんは?
山本:NON STYLEさんが好きです。
――ほうほう。他には?
山本:いま『NMBとまなぶくん』で一緒にやらせていただいてるかまいたちさんがすごい面白いです、優しいし。すごいサポートしてくださったり面白いように持っていってくださるのが、さすが芸人さんだなって。
――芸人さんて本当にすごいですよねぇ。言葉のセレクトとか。
山本:ホントに。思いつかないワードとかすごい持っていて、すごいなって思います。
――山本さんは関西のバラエティも出られたりするわけですよね。
山本:そうですね。でも私はぜんぜん面白いこと言えないので。
――いえいえ! 大丈夫ですよ。
山本:けど大阪やからっていうのもあって、ファンの方も関西の方が多いので、MCとか面白くないとマジでシーンとしてて。だからトークとかみんなで反省します。もちろんパフォーマンスのことでも反省はたくさんするんですけど、最後に出てくるのがMCのことで(笑)、そういうのはNMB48だけじゃないかなと思ってます。
――48グループの特徴としてMCってけっこう重要ですよね。うまい人はうまいじゃないですか。かつてNMB48だと小笠原茉由さんとかすごくうまかったですよね。個人的に好きでした(笑)。山本彩さんもどんどん上手くなっていきましたね。
山本:そうなんですか? 今はめちゃめちゃ上手で……。だからMCもできるしなんでもできるって感じですね。
――ギターも弾けるし歌も歌えるしスタイルもいいしかわいいし。
山本:ほんまに完璧です!
――山本さんは20歳ぐらいになったときのビジョンだとか、なんとなくこんなことやってみたいなっていうのはあるんですか?
山本:お芝居もやってみたくて。
――なるほど。好きな女優さんとかいらっしゃるんですか?
山本:めっちゃたくさんいるんですけど、若い方だと広瀬すずさん、あとはモデルさんと女優さんを両方やってる方が最近増えてきてて。そういうのに憧れてます。
――菜々緒さんとかもそうですもんね。
山本:なんでもできちゃうじゃないですか。そういうのすごいなって思います。
――最近、48グループでモデルをやられてる方もいますけど、山本さんはまだされてないですか?
山本:はい。でもファッションのブランドの方といろいろ一緒にやらせていただいたり。いろんなことに自分からチャレンジしていきたいなって思います。チャレンジして、自分にそれが向いてるかって一度やってみないと分からないじゃないですか。
――アイドルも興味なかったのにやってみたら面白いなって思い始めたんですもんね。
山本:そうですね。
――アイドルをやっていて、ここが醍醐味みたいなのってあります?
山本:ファンの方が応援してくださって、たとえば公演だったりコンサートでもすごい盛り上げてくださったり、あとは握手会に来てくださったり、総選挙でめっちゃ頑張ってくださったり、ファンの方とのコミュニケーションがすごい楽しいなっていうのと、私は体を動かすことがすごい好きで、もともとスポーツをやっていたので、だからダンスがすごい楽しくて。劇場公演とかコンサートとかすごい好きです。
――劇場は小さいから逆に良いですよね。
山本:そうですね、違う楽しさがあります。
――『シュートサイン』ではシングル選抜にも入られたんですよね。
山本:そうですね、AKB48の。
――すごいですよね。そのときの心境はどうでした?
山本:その直前のNMB48のシングルでも選抜に選んでいただいて、気持ちがついていけなかったです。すぐに選んでいただけて、こんなんでいいのかな、みたいなのがありましたね。
――準備ができてないみたいな感じですか?
山本:そうですね。けどMV撮影まで時間があったので、NMB48のメンバーもたくさん選抜にいたので。
――じゃあ心強いですね。
山本:はい。
――NMB48の選抜とは違います?
山本:違いますね。いままでテレビで観てた人が一緒にいると思って。雰囲気がぜんぜん違います。
――ザ・芸能人って感じですか?
山本:しましたね(笑)。
――シングル選抜はデカいですよね。そこで注目度は全国区になりますもんね。変わりました?
山本:そうですね、「名前は前から知ってたよ」みたいな人が増えましたね。名前が似てるっていうことでもそうなんですけど、覚えてもらえる機会が増えました。
やまもと・あやか 2002年8月6日兵庫県出身 A型
NMB48のメンバー
得意な空手を動画で披露してくれました!
――ところで山本さんはSNSやってらっしゃいます?
山本:まだブログしかやってないんですよ。
――やってる人多いですけど予定はありますか?
山本:最近はAKB48のメンバーさんは中学生からTwitterとかやってるので、それ見てたらすごいやりたいんですけど、いろいろ拡散できたりするので。
――でも善し悪しですけどね。
山本:そうですね、いろんな意見とか来たり。
――今はチームNですか、他のチームと違います?
山本:ぜんぜん違います! チームのカラーがそれぞれすごいありますね。Nはけっこうまじめというか。公演の振りが難しいっていうのもあるんですけど、めちゃめちゃ揃えたり、みんなが協力的っていうのもあって。キャプテンの彩さんが基本、公演にはいないので、副キャプテンの山尾梨奈さんが引っ張ってくださって、それに2期生さんの存在もすごい協力的で、素敵だなって思います。
――ビシッとしてる感じなんですかね。
山本:はい。けど、ふざける時はめっちゃふざけたり、仲はいいんじゃないかなと思います。最初は月イチで16人でご飯食べに行ったり。
――16人!? 多いですね。
山本:はい、めっちゃ多いんですけど。仲のいいチームだなと思います。
――楽しそうです! あと、山本さんて阪神タイガースのファンなんですか?
山本:そうです。
――誰のファンなんですか?
山本:鳥谷(敬)選手が特に好きです。
――シブい! 名選手ですけどねー。どういうところが好きなんですか?
山本:全部なんですけど。私が阪神タイガースを好きになったのはいつとかもう覚えてないんですけど、家族がみんな阪神が好きだったので、お兄ちゃんと一緒に試合を観に行ったりして。
最初はぜんぜん興味なかったんですけど、行くうちに応援歌覚えたりしてたら楽しくなってきて。小4、小5ぐらいから選手のことを知り始めて、そこで鳥谷選手を好きになったんですけど。めっちゃ出てたときですね。
――デッドボールでマスクして出てきたときビックリしませんでした?
山本:ヤバかったです。ちょうどその試合、テレビで観てたんですけど、これから試合出られないんじゃないかなと思ってしまいましたし、連続試合出場がすごかったので、それが続かなくなるのかっていう意味でも悲しかったですし、普通に心配しましたね。
――出ましたもんね、みんなビックリしましたけどね。
山本:正直、「生きてる?」っていうぐらいほんまに心配しました。
――あの顔面のデッドボールは引きますよね。
山本:そうですね。けど黒いマスクをしてでも試合に出たのがすごいうれしくて、その姿がカッコよかったです。ちょうど2000本安打の日に試合観に行ってて。そろそろ2000本安打だなってことで、そのへんの試合をけっこう観に行ってたんですよ。
――『六甲おろし』も歌えるんですか?
山本:はい、歌いました(笑)
――楽しそうなチームNと山本さんに期待しています!
山本:ありがとうございます。頑張ります!
(インタビュー◎久田将義/写真◎編集部)