元横綱の貴乃花光司氏(46)の第3の人生が絵本作家というのが話題になっています。20日に放送された特番『ザ・発言X~勝負の1日』(日本テレビ系)で発表されました。
作画を鉄拳、監修を絵本作家のきむらゆういち氏が担当した『光のテーブル とっても大切なカエルのおはなし』が約二ヶ月半で完成したそうです。
参考記事:元貴乃花親方の離婚で見る孤立と絶縁の半生 元妻へ「自分の道を行ってほしい」 ...どこへ? | TABLO
「紙芝居芸で一世風靡した鉄拳は、メッセージ性の強い画風です。鉄拳のマネジメントの吉本興業の力も強いですが、貴乃花氏のタニマチ筋が日本テレビの幹部と懇意だったからでしょうか」(週刊誌デスク)
絵本作家デビュー作とされていますが、力士を引退した2003年に「小さなバッタのおとこのこ」という絵本をイラストレーターのそやなおき氏とコラボして世界文化社から刊行しています。
実は絵本作家としては素人ではなかった(『小さなバッタのおとこのこ』より)
「平成の大横綱と呼ばれた貴乃花光司氏は、30年間の人生で感じたこと、考えたことを小さなバッタに託したとのことでした。今回は、親方を辞めて、角界から離れた上で半生を振り返ってカエルに自身を投影しています。動物の絵本は、トレンドです。作家の志茂田景樹氏も絵本作家としての活動が増えて、『キリンがくる日』で第19回日本絵本賞読者賞を受賞しています。また、歯科医師の清水美奈子氏は、環境問題、少数民族問題等を『ウィンタードラゴン ラップランドに降る雪』のドラゴンに託して描いています。
難しいことも分かりやすく伝えるという意味では、波乱万丈の人生の区切りを分かりやすく自伝にするにあたって絵本という手段を貴乃花氏はとったのかもしれません」(出版社役員)
参考記事:「相撲の語源はヘブライ語」発言で見えてくる元貴乃花親方の危険性 日本書紀に書かれている史実とは | TABLO
区切りとしての一冊かどうかは、貴乃花氏がこれからも絵本作家として作品を作り続けるのかで明らかになるでしょう。(文◎九頭龍腐流腐流)