元関東連合幹部・石元太一服役囚が語る「アポ電強盗を防ぐ方法」 ~本サイト編集長・久田将義との往復書簡より~

 今も往復書簡を続けている、元関東連合幹部石元太一氏。20129月に東京・六本木で起きた、いわゆる「六本木クラブ襲撃事件」あるいは「六本木フラワー事件」と言われている事件の主犯格として刑務所に服役中です。その心中を綴った手紙を本サイトでは発信してきました。

 今回は、犯罪史に残る悪質な犯罪である「アポ電強盗」について聞いてみました。石元氏の手紙は、常に文字が繊細な感じは変わりなく、「いつも手紙ありがとうございます」から始まっていました。

石元太一氏からの手紙

【最近、よくニュースにも取り上げられている「アポ電強盗」。確かに悪質でひとい事件です。久田さんが強い憤りを感じるのもよく理解出来ます。(略)で、本題の「アポ電強盗」についてですが「やっぱりこういった手口の犯罪が出てきたか」というのが率直な自分の感想です。ではなぜ、自分がそういった感想を抱いたのか、それはあるゴト師との出会いが関係しています。

 自分がここ(註・刑務所)に来たばかりの頃になりますが、実はここ界隈で名の通ったゴト師の人間と接する機会がありました。その彼、パチンコメーカーといたちごっこを繰り返しながら長くその道で飯を食べてきたらしいのですが、最近の大手パチンコメーカーのゴト対策が凄過ぎて、もう器材で対抗出来ないという事を嘆いて「じゃあ、今はどうやってその仕事を続けているんだ?」という私の問いに対しては「パチンコ台の横をバーベルを使って開く。そこから糸を入れるといった昔ながの手法です」と答えていました。

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