元関東連合幹部・石元太一服役囚が語る「アポ電強盗を防ぐ方法」 ~本サイト編集長・久田将義との往復書簡より~
その話を聞いた時、私は「なるほどな。それは他の事にも当てはまる事かもしれない」と思いました。例えば振込め詐欺などでは、今は騙した相手のところに直接現金を取りに行かせる手法が当たり前になってきているようですが、そのように(銀行などの)対策が向上してくると、アナログ的な手法に戻ったり、またそれが流行ったりするのではないでしょうか。
だから私は、今回のような事件はいずれ起こるのではと思いました。そして最悪な事に、こうしたアナログ的な手法は防ぐのが意外と難しいもの。こういった犯罪を防ぐ為には、家族や近所とりの連携、交流を活発、活性化させる必要があるのではないでしょうか。
そういった怪しい連絡があった時、すぐに誰かに相談が出来る環境(人が集まる場所、集まっている場所は犯人も嫌がる事でしょうし)それが有効な防御になると自分は思います。
近所付き合いというものが年々希薄になってきている現代では難しく思うかもしれませんが。
もう就寝時間が迫ってきているので、今日はこの辺りで失礼させていただきます(笑)。久田さんの方も身体には気をつけて過ごし下さいね。いつもこういう心配をしていただきありがとうございます。また手紙書きます。
石元太一
平成31年4月22日】
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アポ電強盗は原始的な手段。それを防ぐのはやはり基本の「人とのつながり」が必要なようです。(文◎久田将義)