ファンが暴徒化、メンバー1人が脱落……初紅白を射止めたキンプリに忍び寄る暗い影

King & Prince First Concert Tour 2018(初回限定盤)より

 2015年に結成されたジャニーズ事務所所属の6人組アイドルグループ、通称キンプリことKing & Prince。約3年間の下積みを経て今年、CDデビューを果たしました。ルックスの良さはもちろんなのですが、歌唱力の高さやダンスの評判も上々なことから瞬く間に人気の火がつき、大晦日の紅白歌合戦の出場も射止めたいわば風雲児。事務所の先輩の嵐を凌ぐ勢いを持ったグループなのです。

 しかし、一気に注目が集まってしまったせいなのか、様々なトラブルが起きています。まず、コンサートで仙台を訪れた際に駅周辺及び新幹線ホームに彼ら目当てのファンが殺到。一般客を含めて身動きが取れない状況となり、新幹線が7分間遅延して発車したという失態を犯してしまった。これは当然、グループ側に非はありませんが、しかしファンとアイドルという構造を踏まえるとキンプリに汚名を着せる形となり、不名誉以外のなにものでもありません。

「ファンの暴走には手を焼いている」と呆れながら話すのは、代理店関係者。

「とにかくファンがうるさくてマナーが悪い。メンバーはファンと目を合わせないように極力体を小さくして移動していますが、そういった事情お構い無しに突進して体を触ったり私物を引っ張ったり。仙台の一件も駅員が危険だから離れてと注意たら、「うるせージジイ!」と悪態をついてたそうです。最近だと関ジャニの大倉くんを精神的に追い詰めたヤラカシが話題になってますが、それもあって事務所は相当警戒している。常連でなくても一度でも迷惑と判断したファンには法的措置も辞さない構えだと聞いてます。接近禁止命令の発動やストーカーで逮捕者が出る可能性を秘めています」

 彼らを取り巻く不安材料はこれだけではありません。ドラマにも出演中で尚且つ紅白出場内定の噂のあった好調期に、持病であるパニック障害の治療に専念するとして岩橋玄樹が休業を発表。わずかデビュー5ヶ月たらずで人気に水を差すこととなりました。芸能ライター曰く、

「岩橋くんは甘いマスクとおとぼけキャラで人気があっただけに、残念でなりません。元々、他人との交流が苦手で引きこもりがちだったと聞いています。メンバーとの不仲説は聞いたことがありませんが、厳格な親御さんのようでデビューしてもなお、芸能活動に反対していると聞いています。持病が悪化したのも忙しいアイドルなんかやっているからだ、とも。また、無礼なファンが実家にも訪れてご家族は辟易しているらしい。実は同じ大学に彼女がいて、その子が現在の岩橋くんを陰ながら支えているんだそうですよ。パニック障害はすぐに治るものでもありませんし、病と向き合いながら芸能活動していくとなると厳しいのではないかなという声がマスコミで上がってまして、ひょっとするとこのまま事務所を退所して引退という線もあるのではないでしょうか」

 元々、岩橋くんはアイドルよりもバンド活動に興味があり、音楽の知識にも長けているといいます。王子様路線で活動するキンプリと彼の理想郷はあまりにもかけ離れているのです。そういった面でもストレスを溜め込んでいたのかもしれません。芸能ライターはこう続けます。

「日本テレビの生放送に出演した時はかなり挙動不審でした。言いたいこともまとまらず笑顔でカバーしてましたけど、あれを見てファンは愛嬌があるだのド天然キャラで可愛いなどと囃し立ててましたよね。あれは持病が悪化していたんだと思うんですよ。それと誤解しているようですが、彼はおバカキャラを装ってるだけで、実は非常に賢いです。受験を経て大学生にも入りましたし、またメンバーの平野紫耀くんも相当な天然キャラで、テレビに出しちゃまずいだろという言動をして見ててヒヤヒヤしますけど、彼もまたビジネス天然を演じてるだけです。意外と策士だということを世間に知ってもらいたい。おバカにはバカで対抗じゃないですけど、彼らはファンに対してもかなりシビアなので、馬鹿騒ぎしながら追っかけしてたらいつか痛い目に遭いますよ」

 デビューして間もないこともあり、意欲的な芸能活動をしているように見えるキンプリ。しかし、「この重圧に耐えられるか不安で夜も眠れない」と、関係者に吐露するなど、彼らは想像以上に疲弊しているようです。楽屋での会話は殆どなく、静まり返っているとか。ファンとの関係性や離脱した岩橋くんの問題含め、ストレス過多に陥ってる彼らをどうか優しく見守ってあげてほしい。(取材・文◎那目鯛子)

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