吉本興業グタグタ会見 なぜ岡本社長は失敗してしまったのか

急転直下のこの二、三日でした。まずは宮迫博之氏、田村亮氏の会見からでした。

ひたすら宮迫、田村両氏が謝り倒す会見だと思っていました。両氏は「闇営業でギャラを貰った」のを「貰っていない」と嘘をついたと謝罪します。

会見後20分ごろから様子が一変します。

宮迫氏が「岡本社長が弁護士、社員は全員外に出ろとおっしゃいました。僕たちと岡本社長5人になりました。まず最初に岡本社長がおっしゃったのは『お前らテープ回してないやろな』。回していませんと言いました」

ここで視聴者は「おや?」と思った事でしょう。生々しい。密室でのやり取りを暴露してしまっています。

「『亮、ええよ。お前辞めて一人で会見したらええわ。全員連帯世間でクビにするからな』と言われました。『それでもええんやったら記者会見一人でやれ。俺にはお前ら全員クビにする力があるんやから』」

と、岡本社長が言ったとされる宮迫氏の発言で「これは大事になったぞ」。ほとんどの人がそう感じたのではないでしょうか。吉本興業に反旗を翻したのです。岡本社長の発言がパワハラにあたるのか否か、これは法の判断を待たなければなりませんが、少なくとも恫喝という表現が当てはまるでしょう。