10年間、NHK受信料支払いを拒否した結果 いくら支払う事になったかご報告します|久田将義
僕らの番になり簡易裁判所の部屋に入りました。その前にも大勢、原告と被告がいて、大体五分程度で話し合いが終わり、ベルトコンベヤーのように文字通り簡易に裁かれていきます。
裁判官は「あなたは受信契約に署名したという事が分かれば支払うという事ですね。契約書が見つかったそうなのでお見せしてください」と僕と「NHKさん」に向かって言います。
「あれ? やっば署名していたんだ」と苦笑しながら「NHKさん」が見せた受信契約書(手のひらサイズ)には確かに、僕の特徴のある字で署名してありました。
「確かに。それなら支払わなければなりませんね」と答え、これで和解となりました。廊下に出て「NHKさん」が振込先を渡してきました。「ではここに振込ますが、振り込んだ後、NHKさんと受信契約を結ぶのを避けたいのですが、その場合どうしたら良いですか」と訊ねました。すると困った様子で「その場合はNHK営業局受信料対策センターに連絡してみてください。ホームページに載っています」との事。
この人を責めてもあまり実のある話にならなさそうなのと、僕も忙しかったのでそのまま別れました。N国党が話題になっていますが、放送法が改正される可能性は余りないような気がします。半官半民の「会社」はやっぱりお役所ですから。
肝心の10年間の受信料未払い金はキリの良い10万円でした。(文◎久田将義)
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