「正論が通じない世の中になったものだな…」 N国党立花代表のマツコ攻撃を支持する識者たち|久田将義

そう、ヤンキー漫画です。ヤンキー漫画に出てくる定番のセリフです。

●●には友達・先輩・後輩・チーム等々、色々当てはめて下さい。誰でも言える陳腐なセリフです。別に絶賛されるものでもありません。こういうマッチョ的発想は個人的には嫌いではないのですが、僕のような頭の悪い人間でも「情に訴えてやろう」という戦略を立てれば、誰でも言えます。

識者でなくても、飲食店を営んでいる人は「うちの店をバカにするのは良い。けれどお客さんをバカにするのは許せない」とか。キリがないので辞めておきますが、応用編はいくらでも思いつきます。が、なぜか専門家にとってはこの程度が素晴らしいらしいので、皆さん使ってみてはいかかでしょうか。簡単なロジックです。

またN国党戦略(?)も、スタジオに押し掛けたのは、ユーチューバーやニコ生配信者などが、昔からよくやっていた手法です。僕も架空請求業者に電凸し、その会社所在地に行ったり、ネット上で自称アウトローとモメた時、実際に待ち合わせをした事があります。要するにネットの喧嘩をリアルに持ち込こむタイプでした。

こういう人、ネット黎明期にはいました。しかし現在では、さすがに飽きて淘汰されています。ただ、当時は「リアルに行くなんて男らしい」みたいな賛辞があったのを覚えています。

立花代表のスタジオ押しかけ抗議も全く同じ。使い古された手法。そして、未だに「さすがの行動力です!」と称賛しちゃう人々。時代から何も学んでいないようです。