母、妹、彼女… 自分より弱い者に暴力を振るい続けた男の裁判 検察官と裁判官が怒りの尋問をぶつける!
そんな母親の後ろから彼は、
「なにか甘いものない?」
と訊ねました。母親は仕事中です。
「ない」
と簡単に答えました。彼はこの返事や態度に腹を立てました。背後から母親の首を締め、抵抗する母親の左腕を爪で引っ掻いて傷をつけました。
母親に対しての暴行はこれだけですが、実はもう1人被害者がいます。その時自宅にいた妹です。妹は知的障害者で、言葉によるコミュニケーションが取れません。母親に暴行を加えただけでは苛立ちが治まらなかった彼はこの妹にも先ほど母親にしたのと同じように首を締める暴行を加えました。
母親が止めに入ったためにケガらしいケガをすることもなく済みましたが、母親はその後、知人に彼の暴力について相談し警察に被害を訴えるようアドバイスされ、結果として彼は暴行罪で起訴されることになりました。
この事件で大きな被害者は二人とも大きなケガを負ったわけではありません。被害結果は軽微なものです。それでも裁判での検察官、裁判官の追及は厳しいものになっていました。
次にあげるのは検察官の尋問の一部です。
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