歌舞伎町でタイ人男性が“男に声をかけ”て御用 壊滅したかに見えた「裏の顔」が息を吹き返した街
男性が男性を誘う意味とは
タイ国籍の「男」は男性に「一緒にホテルに行こう。1万5000円」と交渉し、近くのレンタルルームに連れ込もうとした。男にとって不幸だったのは、連れ込もうとした男性が警戒中の警察官だったことで、文字通り飛んで火にいる夏の虫(冬の虫?)とばかりに御用となったのである。タイ人男性の目的が売春だったことは、ほぼ間違いないだろう。
歌舞伎町にもタイにも関心がない人からすると男性が男性を……ということに疑問符をつけるかもしれないが、このタイ人男性の“見た目”は女性的であり、またかつての歌舞伎町では女性的な(あるいは女装した)男娼が一定数いたのである。この小さな事件でキーワードとなるのは、この男娼と言うことだ。
周知の通り、遠く石原都政以降の歌舞伎町は「壊滅作戦」とその後の歌舞伎町ルネッサンスによって、それまで街の“裏花形”であったみなし営業と呼ばれる性感ヘルスなどが一斉に姿を消した。個人的に街の急速な変貌に思うところもあるが、住人の努力によって歌舞伎町ルネッサンス自体は成功しており、街には若者は溢れるようになった。しかし、壊滅させられた風俗がそのまま消えてなくなることはなかったのである。
参考記事:「日本人はオカマとしてもお金を払ってくれる!」 出張のついでに歌舞伎町で売春するのが楽しみだったフィリピン人経営者を現行犯で逮捕・勾留 | TABLO