ワイドショーに欠かせない犯罪ジャーナリストって本当にすごいの? 眉に唾をつけて「見分けるコツ」が必要です

あんた専門家なの?

それは「肩書」によって、です。ですから肩書は非常に大事です。

しかし、「この人は地域課で交番勤務が長いのだろうか」「この人は交通警察でスピード取り締まりなどが長かったのだろうか」「この人は一課と呼ばれる殺人事件を専門としていたのだろうか」「公安警察でスパイや右翼・左翼の取り締まりを主としていたのだろうか」……。

ここをハッキリさせないと、視聴者はダマされてしまいます。自動車警ら隊が長かった人が「殺人事件の捜査のプロ」なのか。そこで曖昧に肩書をつけます。例えば「警視庁刑事」「警視庁警察官」(警視庁管内の所轄であれば広義で警察官ではある)になります。交番勤務だって立派な仕事です。それを打ち出せば良いではないですか。

ある現役警部補に聞いてみました。

「確かに我々の先輩なのですが、あの人は現役のときの評判は変人で有名でした」と某県警勤務の元警察官で犯罪コメンテーターの事を言います。

「交番にいたときは仕事をせず、後輩にまかせっきりでしたから。評判は悪いです。何であの人が捜査のプロみたいな扱いでテレビに出られるのか不思議です」

この犯罪コメンテーターだけではありません。

「そもそも元警察官で出演する人が少ないからです」(テレビ制作会社)

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