「あの事件はどうなった?」 警視庁内で消えた犯人 なぜ警察は情報隠蔽するのか 報じようともしないマスコミの堕落
ところが、逮捕から8ヶ月以上が過ぎても坂下容疑者に関する新しい情報は出てこない。実行犯Kの裁判は既に始まっている。坂下は、釈放されたのか、未だに警察の留置場にいるのか、既に検察に送検されているのか、生きているのか、死んでいるのかさえ、不明なのだ。
筆者は、警視庁や東京地方検察庁に問合わせたが、捜査上の秘密やプライバシーを理由に回答を拒否されてきた。
噂では、坂下容疑者には複数の余罪があるのではないか、と見られている。川崎市の一人暮らしの金融業者の男性が変死した事件では、坂下容疑者が金融業者の家族に愛人を名乗り、合鍵を持ち出していたと言われている。他にも坂下容疑者が関わったのではないか、と言われる事件があるという。
だが、しかしである。幾ら坂下容疑者に複数の犯罪嫌疑があるとは言え、逮捕された人物がどうなったのか、警察や検察といった司法を司る公的権力機関が秘密にしてもいいという法はない。
例えば、貴方が警察に逮捕されたとする。容疑は痴漢でもなんでもいい。何ヶ月経っても音沙汰ない。家族や友人・知人が心配して捜査機関に問合わせても、捜査上の秘密やプライバシーを理由に回答を拒否するのでは、暗黒国家である。
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