タイ洞窟救出劇のヒーローが感染症で死亡 『タムルアン洞窟救出作戦』で一躍時の人なった彼らはその後どうなったのか――

18日間にわたって行われたタムルアン洞窟での救出活動では、元海軍特殊部隊員で当時空港職員だったサマーン・グナンさんが洞窟内で空気ボンベの空気を使い果たし酸欠で亡くなっています。

 

救出活動では多くの人物が登場しましたが、彼らのその後はどうなっているのでしょうか。

 

洞窟内で発見されたサッカーチームの少年12人とコーチ1人のもとに全員救出まで一緒にいた「地上最強の医師」こと陸軍第3医療大隊指揮官で軍医中佐のパーク・ローハーンチュンさんは、甘いマスクで当時タイの女性に大人気となりました。陸海空軍の特殊任務課程を次々と修了した究極の資格マニアの一面も持っています。その後軍医大佐に昇格しました。

 

救出対策本部長としてマスコミ向けに状況報告を逐次していたメガネの小太り男性を覚えている方も多いのではないでしょうか。ナロンサック・オサタナコーンさんは当初チェンライ県知事でしたが、なんと救出活動中に隣のパヤオ県知事に異動になってしまいました。それでも対策本部長をそのまま続けた熱い人です。

ナロンサックさんはその後、知事の仕事の傍ら全国の役所を巡って危機管理と首長の役割について講演を行っています。彼ほどのヒーローを政界が放っておくはずもなく、次期バンコク都知事選に与党候補として出馬するとの噂が流れましたが本人は否定しています。

しかし歯に衣着せぬ言動で所属の内務省から疎まれ、今年10月には再度ランパーン県知事へと異動させられました。内務省を辞め、政界へ転身せざるを得なくなるかもしれません。

 

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