人間ではない“アレ”のミイラが! 先祖から代々受け継がれてきた「三本指のミイラ」の正体とは|Mr.tsubaking

 

 

大きさはおよそ70~80cmくらいで、背骨とからは16の骨が突き出して甲羅のようになっており、何より足の指が3本しかないことから、どう見ても人間の子どもではないのがわかる。

 

どうしてここに、カッパのミイラがいるのか。

 

この酒蔵には、代々の当主から当主へ語り継がれる話があった。それは「我が家には何か珍しいものがある」というもの。

しかし17代続く中で、それが何を意味するのか不明のままだったという。それが、およそ60年前、母屋の屋根がえの時に大工の棟梁が「梁の上にこんなものがくくりつけてありました」と、あるものを持って降りてきた。

ボロボロになって埃だらけだけれども、とても丁寧に紐でくくられた箱で、蓋を開けてみるとなんとも不思議な形をしたミイラが出てきたのだ。埃を払うとその箱には「河伯」という文字が書かれおり、当主は大変驚きいろいろ調べたが、箱の文字が“カッパ”を意味するということ以外手がかりは見つからなかった。

しかし「これが祖先からの言い伝えのものに違いない。河伯様がこの蔵を守ってくださっている」と神棚をつくり、祀るようになったのだという。

 

 

酒造りには、良質の水が欠かせない。カッパは水の神が姿を変えたものだと言われる。この酒蔵にカッパのミイラが現れたのも、何か遠からぬ縁があるのかもしれない。(Mr.tsubaking連載 『どうした!?ウォーカー』 第50回)

 

⬛️松浦一酒造(株)

佐賀県伊万里市山代町312

0955-28-0123

 

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