『厚労省・コロナのLINE詐欺に注意を』って…今さら遅いわ! <厚生労働省が詐欺に協力?><LINEに調査依頼すればそうなるよね>
<ホンモノだと思って送ったけど、公式マークとか…確認してない>
そんな人が大勢いたでしょうし、責めることもできません。
実際、詐欺師にとって今回の「厚労省のLINEアンケート」は、誰でも打てる“ホームランボール”だったと言えるでしょう。
きっと楽勝の詐欺だったはずです。
いまや高齢者もLINEを使う時代です。高齢者が子供や孫とスタンプでやり取りするのは、もはや日常です。
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しかも高齢者にとって、「厚生労働省」という国の機関は何よりも信用できるもので、その厚労省がLINEでコロナの調査を実際にやると言っているわけですから、高齢者が「LINEなら使えるよ!」と意気揚々とアンケートに答えても何もおかしくありません。
ただし、LINEは誰でも、もちろん詐欺師でも普通に使えるアプリです。前もって厚労省からアンケートが出ることを知ったうえで、偽のアンケートを作成して送信のタイミングを合わせるだけです。ネットやSNSを駆使する詐欺師ならば、「厚労省に感謝」さえしているかもしれません。
<厚労省はLINEに協力依頼して、実際は詐欺に協力したようなもん>
とにもかくにも、ホンモノを詐欺と間違えてもせいぜい笑われるだけですが、詐欺をホンモノと勘違いすれば、時に取り返しのつかない大きな痛手を負いますから、注意しすぎるに越したことはありませんね。(文◎編集部)