今や日本で一番外国人観光客がやって来るゴールデン街で「信じられない」事件が起き街はショックを受けた
ゴールデン街の店と言えば、昭和レトロのモルタル作りが有名で、路面店のドアは真冬以外解放されているなど、観光客には開放的な雰囲気を醸し出している(反対に完璧なまでにクローズしている店もあるが)。ところが、そのフレンドリーな対応を悪用したのだろう、とある店舗の開放されている小窓から体を乗り出し、客のバッグをひったくっていくという事件が起きたのだ。目撃者によると、ラテン系の男性だったという。
知る人は知っているが、ゴールデン街は昭和レトロの雰囲気そのまま、良くも悪くもどこか村社会的な規範に包まれた街でもある。これまでトラブルと言えばせいぜい客同士のケンカ程度で、新宿という大繁華街にありながら、治安は保たれてきた。それだけに、「小窓から店内に身を乗り出して物を盗む」などという、荒業が起きたことに少なからずショックを受けたのだ。
もちろん、村社会であると同時に「寛容性」という新宿らしさも強く持っている場所ではある。仲間内の注意喚起を促すという程度で、ことを大きくするような騒ぎはしていないが。