ホリエモン「都知事立候補」の真の目的とは? 「公約本」を編集した“自称天才”箕輪厚介氏の「強制性交未遂」は闇の中へ――!?

ネットやSNS上で大反響となり、初版3万部が予約開始からすぐに2万部の増刷がかかり、Amazonのランキング1位をうかがう爆発的なスタートとなりました。

発売前ですから当然、本の中身は読めませんし、もちろん読者の感想も分かりません。しかし、堀江氏の人気と立候補報道のタイミング、そして公開した37の提言だけで「売った」と言っても過言ではありません。

その結果、何が起こったか――?

「強制性交未遂」や「ギャラ踏み倒し」などどこ吹く風…と言わんばかりに箕輪氏のツイッターは、『東京改造計画』を予約した人たちのリツイートで一色となりました。

今後もこの本の話題が都知事選まで1カ月以上続き、世間の興味も著者の堀江氏自身に発言や行動に注がれ、都合よく黒子の編集者に徹することが予想できます。

おそらく、このまま「なかったこと」にしようとしているのではないでしょうか。

先日、箕輪氏がスキャンダル発覚後に、曜日レギュラーとして『スッキリ』(日本テレビ系)に出演したことで波紋を呼びました。今後も出演が続くようなら、『スッキリ』が、箕輪氏の問題は「問題ではない」と公表していることになります。

ただ、ひょっとしたら『スッキリ』に限らず、テレビ業界にとってセクハラ及びパワハラ行為は、大したことのない「よくある話」なのかもしれません。

箕輪氏は、敬語を使うA氏に対して「タメ口」で応じていたことが、『週刊文春』の報道で明らかになっています。外注のライターに対して「タメ口」をきくなどの箕輪氏の振る舞いは、有名無名問わず、書き手を重んじるはずの出版業界人というより、下請けを使い捨てにするテレビ業界人的な態度のようにも思えるからです。

もしも、箕輪氏の問題をスルーしたまま、堀江氏の本の話題だけをテレビ局が取り上げ続けるとしたら、東京都どころか日本の未来は、相当に暗いかもしれません。(文◎編集部)

 

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