『とくダネ!』小倉智昭が甲子園中止について「やりたい気持ちは分かりますよ」 当事者の球児を無視する発言はもはや老害!?
「いろいろな開催の仕方を考えられなかったのか。毎年イベントとして観客を呼んでお金を取ったり、テレビで放送してきた大人たちが、他のやり方を考えつくしたようには見えない」
そんな旨のコメントを出した古市氏。
実際、朝日新聞の渡辺社長は会見でこう語っていました。
「高校野球はこれからも続きます…全国の高校野球ファンの皆さまには、これまでと変わらぬご声援をお願いできればと思います」
会見中の大半は、中止の判断に及んだコロナ感染に対する危惧や、高校球児への労いの言葉でしたが、最後の方で出した言葉が「高校野球ファン」です。
なぜ、涙を飲んでいるはずの高校球児だけでなく、監督でも家族でもない「高校野球ファン」に言及したのでしょうか?
本来、高校野球自体は一部活動に過ぎないはずです。他の運動部の部活動と同じく、野球部部員は道具代や遠征費等でお金が出ていくことはあっても、お金を貰うことなどありません。
一方で、お金を稼ぐコンテンツとして、古市氏が言う「大人たち」が商売としています。
毎年、朝日新聞が主催する夏の甲子園は、当然のように有料で観客を入れて、カードによっては連日満員。NHKの放送では高視聴率を獲得する、いわば「ドル箱」のコンテンツとも言えます。
そのお客様である「高校野球ファン」なくして、このイベントは成り立たない…つまり、「無観客開催」等は念頭にないことを会見の発言で露呈させたようなものです。
「他にやり方がなかったのか」
そんな正論ともいえる異論を述べた古市氏は、番組MCの「スポーツ通」小倉智昭氏に「どうなんですかね?」と尋ねます。
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すると、小倉氏は「仕方がない」「高校野球だけ優遇するわけにはいかない」など、通り一辺倒のことを言います。
しかし、高校野球だけを優遇していたのは、それを金に換えてきた大人たちの側です。
それでも、古市氏は「野球は外でやる競技ですし、色々な形を考えられないのか」と食い下がりますが、「夏休みしかできない」「甲子園にはプロ野球のスケジュールもある」など、完全にすれ違いの発言を繰り返します。
そして小倉氏はしかめっ面のまま、最後にこう言い放ちます。