東京・新宿に感染者集中!? マスクなしの酔客溢れる歌舞伎町 客が自覚しなければ店の努力も水の泡

「5月29日の金曜日から、22時までの時短営業で再開しました。ビニールシート、消毒液、事前電話&席を間引いて距離をとるなど、できる限りのことはやっているつもりです。ところが、22時に店を閉めて帰宅のため新宿駅に向かったら、もう酔っぱらいでいっぱい……さすがに怖くなって、地下鉄で3つの駅を歩いて帰りました」

緊急事態宣言解除初の週末で、気が緩む条件が重なったこともあるのだろうが、女性が人混みに恐怖を感じたというのは相当なものだ。実際、筆者も歌舞伎町を中心に当日の街を見たが、コロナ禍以前と同じとまでは言わないが、7~8割ぐらいの人混みはあったように思える。コロナ禍以降、1~2割の人混みで推移したことを考えると、文字通り溜まっていた鬱憤が一気に出た感じだ。

そして、なによりも驚いたのは相当数の人がマスクをしない、人との距離をおかない……など、コロナに対する警戒心が緩くなっているということ。アルコールが入って気が大きくなっていることもあるかもしれないが、僅か1週間足らずの間の変化には危機感を覚える。

 

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前述の女性同様、歌舞伎町でバーを経営する女性は、より警戒感をあらわにした。

「これまで、2か月以上休業してきたけど、スタッフのことも考え、再開することにしました。ただ、今でもコロナが怖いのは事実。スタッフの女の子には仕切りシート+フェイスシールドをしてもらい、消毒も徹底しているけど、それでも恐怖感はぬぐえない。正直、私たちができることには限界がある。しばらくは一見の客は断ろうと思っていますし、常連さんにも強く注意喚起を促します」

 

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