「全従業員が陰性」がお上を刺激!? 「なぜいま?」の疑問を拭えない大阪・店舗型風俗の摘発

筆者は摘発しろと言っているのではない。おそらく地元密着の風俗店で、なかば黙認という形であったのではないか。住宅街ならともかく、駅前などであればその程度の目こぼしは怠慢とは言えまい。

いまひとつ、なぜいまなのか? これは、まだ府の休業要請が続いている5月の連休明けから営業を始めたことが関係しているのかもしれないが、それを言うなら同様の他店は多数ある。首都東京・新宿歌舞伎町の風俗店の多くも(休業要請解除を待たず)連休明けから営業を開始した。もちろん、営業可能地域か否かは大きな問題だが、そうなるとやはり、今までの黙認がなんだったのか? という話になってくる。

ひとつのファクターとしては、「H」がHPなどで「全従業員が(コロナ)陰性」とうたったことがあげられよう。自粛要請に従わなかったことは許そう、禁止地域であることもギリギリ許そう……だが目立つのはお上に対する挑発であり、到底許すことはできないということだ。府警が直々に出向いていることでも、その“意気込み”がうかがえる。

大手マスコミは「H」に踏み込む捜査員がフェイスシールドでガードしている場面を大きく取り上げていたが、これも考えてみれば少々大げさで、古くはオウム真理教事件でのカナリアの籠を持った捜査を彷彿とさせるような、画的な効果を狙ったのではないかと穿ってみる。

しかし、なによりも穿ちたいのは

 

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