コロナの影響で路上に立つしかなかった売春婦たち 近隣住民に通報されるも逮捕者ゼロ その背景にあるものとは? 

問題の場所はタイの首都バンコクの北隣に位置するパトゥムタニー県タンヤブリー郡ラムプーククート町。国道305号線から北へ伸びる路地ソイ・パンスック(地元住民はソイ・ローギーと呼ぶ)には10年ほど前から売春婦が客引きのために立っています。

毎日20~21時頃になると、路地入り口から奥へ500メートルまでの範囲に売春婦の姿が見えます。その数は10人以上で、若い女性から年配まで。たいてい数人のグループでたむろして、車で近づく客に声をかけています。

 

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しかし、新型コロナウイルスのこの状況下、マスクもせずに客引きをしている売春婦がウイルス感染源になることを心配した地元住民が警察に通報。そこでパトゥムタニー県警トップが警官50人ほどを引き連れ6月13日21時半頃に摘発に訪れました。

ところが、一人の売春婦も発見できなかったのです。