五輪にまつわる都市伝説10エピソード…国家陰謀論から宗教イベント説まで【祝東京オリンピック】
●1896年アテネオリンピックでは飛び入りのオッサンが2冠!?
1896年のアテネオリンピックで正式種目となっていたテニスの観戦に訪れていたジョン・ピウス・ボーランドは、腕に覚えがあったため、テニスグッズを1日で現地調達し試合に飛び入り参加。すると並み居る競合を全て撃破し、シングル、ダブルスの2冠を達成し2つの金メダルを受賞し去って行ったという。彼は靴の調達のみ果たせず革靴のまま金メダルを奪取していた。その後はアイルランドの政治家となり独立運動に貢献した。
●1900年パリオリンピックでは7才の少年が金メダル!?
1900年のパリオリンピックで採用されていたペアボートレースにて、選手の1人が重量オーバーで失格、メンバーが足りなければ出場が出来ないということで、急遽その辺にいた少年(7才~10才くらい)を乗せて出発。そのペアチームが見事優勝し金メダルに輝いたが、謎の少年はその後消息がつかめていない。
●1900年パリオリンピックには伝統を無視する開催方式が採用!?
少年が飛び入りで金メダルを受賞という破天荒な1900年パリオリンピックだが、この破天荒っぷりは最初から最後まで続く。なんと、古代から現代まで重んじられている開会式と閉会式の開催がこの大会だけ行われていないのだ。
●1908年ロンドンオリンピックで失格を創りだしたのはあの有名人!?
1908年のロンドンオリンピックで正式種目となっていたマラソン(当時は距離の測定方法が間違っていた)だが、1位でスタジアムに帰ってきたトランド選手(イタリア)は惜しくもゴール前で転倒。見かねて助け起こしてしまった医師のおかげで失格に…。という事件でトランド選手を助け起こしてしまった医師はシャーロック・ホームズを生み出したコナン・ドイル。
●金メダルは当初存在しなかった!?
古代オリンピック時代の表彰では1位に銀メダルとオリーブの冠、2位に銅メダルとされており、当時は金メダルどころか3位の表彰すら無かった。
●古代オリンピックを潰したローマ帝国にメダリスト!?
古代オリンピックはローマ帝国の侵略まで続けられていたわけだが、ローマ帝国の2代皇帝ティベリウスは当時の五輪種目「戦車競走」の銀メダリスト。
●全体主義国家がオリンピックを開催すると…。
全体主義の国家がオリンピックを開催した事例は次の通り。ナチス政権下のベルリン五輪1936年開催→1945年には第二次大戦の終結とともに消滅。モスクワ五輪1980年開催→1989年より衛星国が崩壊し1991年にはソビエト自体も崩壊。なんと、全体主義国家がオリンピックを開催すると約10年で滅びるとの法則が。この法則に基づくと…、北京五輪を2008年に開催した中国の崩壊は2018年頃!?
●オリンピック選手を目指した猫ひろしをバックアップしたのは…。
カンボジア国籍を取得し、五輪マラソンランナーとして売り出すことを推し進めた猫ひろし。一般的には創価学会が後押ししているのではと噂されるが、実はこれをビジネスとして主導していたのはホリエモン。なお、猫ひろしは現地で嫌われ者となり、日本国籍にも戻せないというジレンマの中にいるという…。
●宗教NGのオリンピック自体が宗教イベント!?
宗教や政治というメッセージを掲げてはならないというオリンピックだが、実は古代オリンピックは当時のヘレニズム文化圏の宗教イベント。そのため現在でも「聖火」という火と「ハト」という鳥が無くてはならない存在として規定されている。ちなみにこの宗教は後のゾロアスター教。
●ソウルオリンピックは南北共同開催が予定されていた!?
1988年に開催されたソウル・オリンピックだが、実は北朝鮮との共同開催が水面下で進められていた。しかし、単独開催を譲らなかった韓国側に軍配が。これに激昂した北朝鮮が周辺国のボイコットを促すために仕掛けたのが金賢姫の大韓航空機爆破事件…。と言われているが、実は金賢姫は報道にあったような自殺未遂など過去にしておらず、恩赦となっていることなどから、単独開催を正当化しテロに屈しない姿勢を見せつける韓国側の自作自演だったのではという説も…。ちなみにソウル・オリンピックでは聖火で焼き殺されたハトが象徴的。
【関連記事】東京五輪特需で復興が大幅遅れか? 「今でも人材不足で入札が決まらない」
Written by ニポポ
Photo by Eneas
7年後は何が起きるんでしょうか?