アプリで逆ナン、ぼったくり事件多発 犯罪者との「マッチング」にご用心を 取られた高額の金は“ほぼ”戻って来ません
安全に遊ぶには…?
これがどういうことを意味するかというと、被害に対し迷惑防止条例などで網にかけることは出来ても、(ぼったくり条例による)詐欺罪などの適用が難しいということになる。つまり被害届を出しても、金銭的な回復などを求めることが出来づらいということだ(民事不介入)。
では、ぼったくり条例がある場所で遊べば多少なりとも安全ではないか?と考える人もいるいかもしれないが、実のところ、全国47都道府県のうちぼったくり条例を施行しているのは、東京、大阪、北海道、福岡など7都道府県に過ぎない。多くの府県がぼったくり被害に関しての法整備はまだまだなのである。
無論、被害が拡大すれば、法整備の話も出てくるかもしれない。が、いまのところは従来通り、自ら身を守ることだけが唯一の予防と言えるだろう。(文◎堂本清太)