アプリで逆ナン、ぼったくり事件多発 犯罪者との「マッチング」にご用心を 取られた高額の金は“ほぼ”戻って来ません

犯罪者の全国展開

正直、毎度毎度なぜ、このテのやり口に引っかかるのかと思わなくもない。

そもそも、この女性から店を指定してぼったくり店に連れ込むというパターンは昔から存在しており、かつては“逆ナン”が主流だった。それが、ネット時代になって、出会い系などのアプリを利用しているだけである。

悪徳業者にとっては、広い網を仕掛けられるという意味でより有効なのは間違いないが、それでも十年一日が如く使い古された手口だ。まあ、それだけ男のスケベ心は変わらないというということなのだろう。

しかし、問題の本質はこの使い古された手口が都道府県を変えて巧妙に行われている、ということだ。

実はここ数年、このテのぼったくりの主流は東京・歌舞伎町などの大都市だった。もちろん、いま現在もその被害はあるのだが、報道による周知が広かったことや一部のYouTuberがその手口を動画にしてアップしたことなどもあり、東京・歌舞伎町や大阪・ミナミなどでは警戒されることも多くなった。そのせいもあってか、報道された神奈川・横浜のように河岸を変えて商売をするような輩も出来したのである。

さらにこの河岸変えには、注視すべき点がある。実はこの神奈川がいい例なのだが、業者側がぼったくり条例が「施行されていない場所」を狙い撃ちし始めた可能性があるのだ。

参考記事:女性器に野菜スティックを…… 山口達也が可愛く思える芸能人たちの性犯罪 2020