これは意外! タイへ旅行の際に喜ばれる日本のお土産は、今は”アレ”に変わった!?

渋滞も世界一ですしねえ…

東南アジアの中でも、日本人に人気の観光地のタイ。昨年の2018年には約165万人(タイ観光スポーツ省発表【速報値】)の日本人がタイを訪れており、これは前年比7.2%の増加、過去最高の記録となっている。

日本人がタイに行く際に、日本からお土産を買っていく人も多いだろう。そこで喜ばれるお土産といえば、最近までは女性なら日本の化粧品などが人気だったし、他にも日本のお菓子で「白い恋人」や「じゃがポックル」などは、老若男女問わず人気があった。

しかしながら、今はそれを超えて急激に他のものが、お土産として人気になっているという。

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現在、タイでは現在大気汚染が急速に深刻化しており、PM2.5などの微粒子の粉塵が汚染スモッグとなってバンコクをどんよりとした霧のように覆う毎日が続いているのだ。
PM2.5などの汚染スモッグは健康に深刻な害を与える危険なもので、汚染物質の微粒子が非常に小さいことから、呼吸などで人間の体内に入ると肺胞などに簡単に達し、喘息や肺がん、気管支炎などを引き起こす危険がある。

この危険な汚染スモッグの公害が深刻になっているのを受けて、今やタイのバンコクでは子供たちが学校でも、外で遊ぶことを禁止されはじめている。そして1月31日から2月1日には、ついにバンコクの全学校が学級閉鎖に陥っている。バンコク都は1月30日にバンコクに「公害管理区域宣言」を発令し、緊急対策をしているのだ。タイ南部の中学校では、PM2.5の危険さを周知するための「PM2.5音頭」まで作られている。

大きな社会問題となっているタイの大気汚染だが、このPM2.5などの微小な粒子の汚染物質は、通常のマスクをつけていても防ぐことが出来ない。”N95マスク”のように、PM2.5などの微粒子を防ぐことができる特殊なマスクでなければ防げないのだ。

ところが、このN95マスクを急に皆が買い始めたものだから、バンコクなど都市部ではこのマスクが売り切れが多発している。またN95マスクの偽物まで出回っており、タイ人のFacebookなどを見ると偽物への注意喚起の記事などが多く書かれている。

そのN95マスクが、日本なら本物が簡単に安い価格で買う事が出来るので、これがタイへのお土産として、とても喜ばれるようになっているのだ。

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現地在住の日本人に聞いた所、次のようにコメントした。
「タイの人への日本からのお土産だと、確かに以前は日本のお菓子などが人気でしたが、今はタイでもコンビニなどで日本メーカーのお菓子を売っているので、そのような普通のお菓子だと珍しさはありません。
そう考えると、今は確かにN95マスクのような大気汚染関連グッズは、誰にでも喜ばれる日本からのお土産となっています。多くもらっても、どのみち使うので困るものでもありませんし、日本からのお土産なら、偽物だという事もないでしょうから」

タイに旅行に行く人は、お土産のプレゼント用に、N95マスクなども持って行くと喜ばれそうだ。日本ならネットでも以下のように、とても安く購入する事ができる。

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ただ日本人としては、日本もかつては公害問題が大きく、これを解決してきた国なので、公害対策などで活躍する日本企業などが出てきて欲しい所だ。(取材・文◎西山哲治)