シャレにならない「ディープフェイク」 ポルノ動画で笑ってられるのも今のうちだけ 誰もが冤罪で捕まる未来が待っている――!?
これは有名な「ディープフェイク」動画で、オバマ前アメリカ大統領が話しているものですが、顔を差し替えている…ということに初見で気付いた人はどれだけいるでしょうか。動画の中のオバマ氏は、「トランプ大統領は救いようのないマヌケだ」と語っているのですが、“動いている人の顔を差し替える”という技術はここまで上がっているのです。しかも、これは2018年初頭に公開されたものです。
ポルノ動画に使用されているうちは、まだ笑えます。が、インターネットが飛躍的に発展した背景には「エロ動画をタダで見たいから!」という心理があったように、エロに利用され始めたら要注意の合図なのではないかと思うのです。
例えば、今アメリカでは大統領選をやっていますが、どこかものすごいタイミングで、相手陣営のスタッフが不正をするようなフェイク動画がばらまかれたりしたら……。強い酒で眠らされた政治家が、その後記憶にない女性との性交動画が勝手に作られ脅しに使われたら……。聖人君子だと思われていた政府重要ポストの人間の淫らな私生活がフェイクとして作られて公開されたとしたら……。
素晴らしい映像作品を創るために開発されたツールが悪人に利用されたために、たやすく世の中に混乱を起こし、人々を惑わすことになってはしまわないでしょうか。
参考記事:マスコミでは「フェイク」ばかりが放送されています 「俺たちはネタにされたのか」 24時間テレビの震災追悼ねつ造企画に原発作業員が怒り 『朝日新聞サンゴ記事』級の失態 | TABLO