「酒買ってこい!」で飛降り騒動、トンネル掘り脱出も…『不安だらけの韓国隔離日記』2週間軟禁のリアル

この人はインドネシア国籍の男性で、隔離解除を翌日に控えた10月4日、ソウル市内の施設1階にある庭から塀をくぐって外側に抜けるトンネルを掘り、脱出したとのことです。

この男性はその後、警察により拘束されましたが、脱出の動機に関する詳しい発表はまだありません。ただ、男性は一時上陸していた船員だということで、テレビのコメンテーターらは「船に戻らず韓国国内で不法就労しようとしたのではないか」などの見方を語っていました。

飲酒にからむ騒動などは、表沙汰になっていないものが大量にあるように思われます。

私の場合、ホテルの部屋に入って5日目あたりで一度、虚無感のようなものを感じました。ただ、隔離中もオンラインでフツーに仕事をし、この機会に読もうと持ち込んだ本も大量にあり、運動不足にならないようYouTubeを見ながらトレーニングに励んでいたら、なんとなく時間は過ぎていきました。

それでも、10日以上にわたり、狭い空間に閉じ込められ誰とも直接顔を合わせないのは初の経験だったので、まったくストレスがなかったと言ったらウソになります。刑務所を舞台にした映画などを見ると、規律を破った囚人が懲罰として独房に入れられる場面がよく出てきますが、その意味がよくわかったような気がします。

実は、そんなこともあろうかと、出張前に計画していたことがありました。