自民党がホっと一息 盛り上がらない日本学術会議問題 「コロナとアメリカ大統領選で乗り切れる」(自民党関係者)

しかし、自民党関係者は

「それでも菅総理は逃げきれるのではないでしょうか。安倍前総理の『桜問題』でさえ、既になかった事のようにされています。モリカケもそうです。つまり安倍総理の人気は低下しても自民党の支持率がキープしていれば自民はそれでよいのです。だから菅総理の今回の予算委員会の答弁もはっきり言って、スムーズではありませんが、このまま乗り切るでしょう」

と話しています。

一方で報道では、途中から論点がズレはじめ、日本学術会議の在り方、引いては学者の在り方まで問うコメンテーター(橋下徹氏、平井文夫フジテレビ上席解説員)などもいました。因みにその度に司会に問題がズレていると指摘されていましたが(「BS-TBS」など)。

結局、菅総理の任命問題を論議している間に、アメリカ大統領選がスタート。かつてないほど混乱した選挙に、国民の、世界の関心はまず、学術会議問題からそちらに移りました。

続いて北海道をはじめ、首都圏などを中心とした、コロナの第三波。これは深刻です。日本学術会議の在り方よりも国民は自分たちが生き残るの必死ですから。

「ある自民党幹部が言っていたのが、不謹慎ではあるが日本学術会議はコロナ禍でうやむやになるだろう。一息つける、と」(全国紙政治部記者)。

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自民党の特徴を二つ挙げるとすれば

1・二度と野党に下野したくない

2・一度、自民党を出ていった人間は許容しな

と言えるでしょう。2に関しては石破元幹事長が次の総裁の目がない、と言われています。1は「民主党政権の悪夢よ二度とこないでくれ」という切望です。ですから、以前、小池都知事が希望の党を作って、一時国政にうって出ようとした時は自民党幹部の顔色が変わっていました。