自民党がホっと一息 盛り上がらない日本学術会議問題 「コロナとアメリカ大統領選で乗り切れる」(自民党関係者)

これから菅総理の手腕が問われる(撮影・編集部)

日本学術会議の任命問題がさほど盛り上がりません。

菅総理誕生時の支持率は7割近くあったものの、自民党幹部は「これはあくまでご祝儀。ここからどこまで下がるのか」という冷静な見方をしていました。

平井デジタル相や河野行革担当相など個性の強い閣僚にメディアは焦点を当て、ワイドショーでも時間を割いて放送されました。世間はそういった露出に弱いものです。菅内閣の支持率も高いものがありました。そこへ振ってわいた「日本学術会議任任命問題」。菅総理の説明が不十分という事もあって、野党のかっこうの餌食になるはずでした。

事実、予算委員会では立憲民主党の辻元議員、蓮舫議員、共産党の小池議員といった主要議員はかなりの時間を割いて、「なぜ六名の学者を学術会議から外したのか」と問い詰めました。

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