厚労省が医療従事者に「ありがとうを伝えよう」と言い出し逆に非難の声で溢れてしまう 典型的なやりがい搾取的パワハラ思考
しかし、このプロジェクトに反発の声が殺到。
ネット上では、
「誠意は言葉では無く金」
といった声をはじめ、
「こういうのマジでどうでもいい。役所が考えることって感覚ズレてる」
「厚生労働省って、小学生の集まりなの? 国家のやる事じゃないよ、これ。“ありがとうを伝えよう!”は、せいぜい中学生の活動だろ。実効的な支援しろ」
「もちろん感謝は大事よ。でも感謝だけで? 頑張れと? もし感謝だけで済ませようとしてるなら、これはもう医療従事者の使命感を逆手にとった“国によるパワハラ”だと思う」
「俺が医療従事者ならブチギレてんぞ。煽りとしか思えない。国ぐるみでやりがい搾取する前に金払ってやれよ」
「各地の医療現場が疲弊していて深刻な状況の中、厚生労働省がやってることがコレ?」
といった声で溢れ、実際に「#広がれありがとうの輪」を検索してみると、医療従事者への感謝の言葉より、厚生労働省への批難の声が多いのが実状です。
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今、医療従事者が必要としているものが“感謝の言葉”でないということは、考えなくても分かるはず。やるべきことはもっと他にあると多くの人が声を上げていますが、行政が「感謝をSNSで」などと言っているうちは、それらが実現する可能性も低そうです。(文◎絹田たぬき)