峰竜太の浮気会見はすごかった… 芸人・渡部建が学ぶべき『歴史に残る芸能人たちの謝罪会見』強烈4選
■勝新太郎の「もうパンツはかない」会見(平成元年/1990年)
1990年1月、〝勝新〟こと俳優の勝新太郎さんがコカインとマリファナをパンツに隠していたとして、ハワイで逮捕される事件が発生しました。
その後に記者会見が開かれるのですが、勝さんは記者たちからの厳しい質問に対して、のらりくらりと終始とぼけた返答を繰り返します。そして「(コカインやマリファナが)勝手にパンツに入っていた」と語ると、「今後はパンツははかないようにする」と続けたんです。
この想像を超えたコメントに呆れた人も多いとは思いますが、クスッと笑ってしまった人も多いはず。だって、謝罪会見かと思いきや、泰然自若として記者の質問を煙に巻き、挙句の果てに「パンツ穿かない」って、笑ってしまうよなぁ。みんなから非難される状況下において、このような会見ができるということだけでも、勝新ってすごくないでしょうか。
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■峰竜太の7年目の浮気会見(昭和57年/1982年)
1975年に海老名美どりさんと結婚し、愛妻家として知られていた峰竜太さん。しかし、1982年に愛人宅に通う姿を女性誌にキャッチされて、「7年目の浮気」と報じられました。
その浮気行為に対して謝罪会見を行うことになるのですが、そこには妻の美どりさんが同席するという前代未聞の内容だったんです。それだけでも男なら「出たくねぇ」と感じるはずで、しかも、美どりさんは穏やかな笑顔を浮かべながら「これ以上深刻にしたくない」と話すなど、その言動がもう怖すぎて怖すぎて。
一方の峰さんは見ている人たちが同情するほど縮こまりながら「もう浮気はしません」と誓っていて、そうとう奥様にやっつけられたんだろうと容易に想像できるほどの憔悴ぶりでした。
実際、スクープされたことを美どりさんに伝えた後、殴る蹴るの攻撃を受けたうえ、包丁でちょっと刺されたそうですから、そりゃ縮こまるというもの。ただ、この会見がきっかけとなって恐妻家キャラを手に入れて、いろいろな番組で活躍することになるのですから、夫婦ともに逞しい限りです。
いろいろな意味で世間をあっと驚かせた〝伝説の会見〟はいかがだったでしょうか。これから会見を開く芸能人には、反省することも大切ですが、それだけではない自分なりの〝何か〟を見せてくれることを期待したいですね。(文◎百園雷太)