峰竜太の浮気会見はすごかった… 芸人・渡部建が学ぶべき『歴史に残る芸能人たちの謝罪会見』強烈4選

■「フライデー襲撃事件」に対するビートたけしの会見(昭和61年/1986年)

ビートたけしさんが「フライデー襲撃事件」を起こした後、世間に対する説明責任として行われた会見になります。

まず、この「事件」の発端となるのは、写真週刊誌の『FRIDAY』(講談社)が当時たけしさんと交際していた女性を直撃取材したこと。その現場でかなりの〝ムチャ〟をして女性にケガをさせてしまい、それにたけしさんが大激怒しました。その後、さまざまな経緯があってフライデー編集部にたけし軍団と一緒に殴り込み、同誌記者に暴行を加えたことで逮捕されてしまいます。

そして、事件後にたけしさんが会見を開くのですが、その内容は単純な謝罪だけに終始しない驚きのものでした。

まず冒頭で「編集部員に暴力を振るってしまったこと」「軍団を引き連れて襲撃したこと」についての謝罪したうえで、そこからが〝たけしイズム〟がスタート。つねに厳しい表情と鋭い眼光を絶やさず、記者たちの厳しい質問に冷静かつ丁寧に答えていきます。

例えば、「仕事の復帰」について聞かれると、「芸人は親が死んだって仕事現場やってるわけで、こういう状態でも(求められれば)やるときはやりますよ」とか。最初から最後まで淡々と会見を進めるたけしさんの姿は、なんだかカッコよく見えた記憶があります。

 

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■松田聖子と郷ひろみの破局会見(昭和60年/1985年)

1981年に結婚を前提とした交際を報じられていた松田聖子さんと郷ひろみさん。しかし、この恋は実らず、1985年1月に松田聖子さんが会見を開いて破局を伝えることになります。

そこでの松田聖子さんは、もうとにかく泣きまくったという記憶があって、記者たちも号泣する彼女に対して厳しい質問をためらっていたほど。そして、涙を浮かべながら「生まれ変わったら一緒になろうねと2人で話し合った」という名言を放つんです。これは当時の流行語になったほどのセリフで、見ていた人のほとんどが聖子ちゃんにクラッとさせられたんじゃないでしょうか。

しかし、それからわずか1か月後に聖子ちゃんは神田正輝さんとの交際が報じられてしまい…。しかも、郷さんは破局会見が開かれることを知らず、「生まれ変わったら~」も話していないという暴露ネタまで飛び出してきて、もう全国民が松田聖子さんの〝ワンマンショー〟に踊らされてしまったわけです。

そのあまりに見事な演出には、怒りを通り越して感心させられてしまいました。