人気アニメ『PUI PUI モルカー』にタダ乗りしたソニー損保のやり口が疑問視 企業として一般人を騙す行為では? の声

しかし、その応募規約には『応募作品の著作権は全て著作権(著作権法第27条および第28条を含むその他一切の権利)を当社に譲渡するものとし、著作者人格権を行使しないものとします』『投稿された素材に第三者の権利侵害があった場合、当社は一切責任を負いません』などといったことが書かれ、その見返りは一切なし。

そして、ハッシュタグ「#モルカーありがとうCM」を付けて作品を投稿した時点で、これらの事項に同意したとみなされるといいます。

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この一方的な応募規約を疑問視する声が浮上しているようで、ネット上では、

「応募者にほぼメリットが無く、デメリットだけはしっかりある」

といった声をはじめ、

「タグツイートしたら応募扱いでソニー損保が翻案含め著作権総取りの上、著作人格権を使わないことに合意したとみなす、は乱暴すぎる。“ぼくがつくったよ”って言えなくなる」

「著作者人格権を行使しないって相当なもんよ。タダノリ企画のくせにかなり図々しいな…」

「応募した段階で譲渡なんだね」

「応募者にリターンもないしフリー素材製造機としか思われてないよこれ」

「著作権もらうけど何かあったら応募者の責任ね!って言うなら、端から本元に頼むかお金積んで依頼したらええのに。タダでどうにかしようとするな。金 を 使 え」

などといった批判の声が寄せられていました。

こうした事態を受けてか、同社はその後規約を『投稿者ご本人は応募作品について、当社がCMに使用する権利を無償で許諾するものとします』『投稿者ご本人は著作者人格権を行使しないものとします』といったものに修正しています。

すでにいくつもの作品がSNSに投稿されてる「#モルカーありがとうCM」。応募者全員がきちんと規約に同意していればいいのですが…。(文◎絹田たぬき)

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