女性用風俗のセラピストで成功するのは「イケメン」でも「テクニック」でもない 『あいのり』の桃の旦那“しょうくん”から学ぶ献身性|春山有子
「よく聞かれるんですが、『イケメンなら誰でもいいんでしょ?』『テクがあればいいんでしょ?』とか。そんなわけありません。わたしたちがもっとも見るのが、ホスピタリティとサービス精神を持っているか、そして、女性に献身的に接することができるか、です。たとえイケメンでも傲慢さが見えるようなセラピストは、人気が持続せずすぐ辞めますし、献身性がないと『こんなことやってられない』と音を上げてしまうんです」
一方でしょうくんはというと、普通の男性なら「もういいだろう! 朝から晩まで、同じような写真ばっか撮ってなんの意味があるんだよ? ……ええ!? 東京駅をバックにキ……キスだあ!? 俺にこんな恥ずかしい真似させないでくれよ!」と数時間でお手上げしそうな桃さんの膨大なウェディングフォトに、最後までとことん付き合きあってきたところをみると、献身性はお墨付き。やはり天性のセラピスト気質をお持ちなのではないでしょうか。
もししょうくんを“ヒモ”というのならば、通常は2時間約1万5千円(ホ別)を支払うべき能力を持つのですから、桃さんが対価としてお金を出すのは当然のことです。
誰だってきっと、イケメンで献身性にあふれる男性と、愛し愛されたい。そこにデメリットはひとつもない。でも、出会えないし、そんな男性を一生養うお金もないし、すでに自分は既婚者かもしれない。そんなとき、桃さんに「喝だ喝!」と吠える前に、女性用風俗店のHPを覗いてみてください。きっと、心が鎮まるはずです。(文◎春山有子)
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