「華原朋美暴行事件」はなぜ起きたのか 本サイト既報の給料遅配のあの週刊誌 過去にも他の記者の逮捕歴あり

「そうすると当然、取材力は落ちますよね。記者は独自ネタを持っている人間が優秀なのですが、そうでない記者は張り込みとか今回のように直当たり(凸)とかしかないんですよ。記者も疲弊しますしモチベが落ちます」(週刊誌記者デスク)。

今回のケースは逮捕された記者は32歳。これから記者としての実力を発揮していく年代です。因みに、過去にこの週刊誌は他の記者ですが逮捕が数回あります。いくつかは記者に同情すべき点があり、すなわちデスクの指示が曖昧だったなど、契約記者にとっては指示通り動いたのにも関わらず、逮捕されたのならばやり切れないのではないでしょうか。

つまりこのような暴行事件が起きた理由として、

・優秀な記者の流出。
・モチベーションの低下(独自ネタで動くのではなくデスクの言う通りにする)。

などの要因が考えられます。いくら何でも取材対象の腕をつかむなどは、記者のイロハを知らないのではと思われても致し方ありません。

「この年代の記者は基礎ができていないんじゃないか。例えば学生時代の愛読書が、コンビニ実話誌だったりして、それはそれでいいんだけどそれが全てみたいな記者もいるしね。いわゆるノンフィクション物を読んで矜持を身につければ今回のような事は起こらなかったのでは」(前出・週刊誌デスク)。

現在、この版元は看板雑誌が休刊したりと、かつての栄光はどこへという状態です。大手出版社、大手新聞社の赤字は止まらないのものの、土地があるため資産運用で持ちこたえているというのがこの業界の実情です。
週刊誌の勝組は週刊文春、一強で終わってしまうのか――。(文@久田将義)

あの老舗雑誌が存続の危機!? 契約記者への支払い遅延で社内からも心配の声! 出版不況がヤバすぎる | TABLO