ワクチン騒動はこう切り抜けろ 51歳の筆者が既に接種済出来た方法とは

5月30日、試しにググってみたらいくつかがヒットした。最初にヒットしたのは首都圏でチェーン展開しているCクリニックのシステムだった。
「(新型コロナワクチンの接種の)過程で、突然のキャンセルや予約数と接種可能数の差による廃棄リスクが認められました。そのため、(中略)(接種希望者の)登録を受けつけ、突然の余剰ワクチンの発生時(前日や当日等)にご連絡をさせていただき、可能な限り接種していただく試みを開始いたします」

新聞記者の言うように実際に廃棄は起こっているのだ。そして、余剰分の接種がクリニックと筆者、双方にとってWin-Winなのだということを確信した。筆者はさっそく必要事項を記して登録した。新型コロナワクチンの予診票・クーポン券(自治体から発送されたもの)はなくても登録できる。というのも、接種時に保証金5000円を預け、後日、クーポンと引き換えに保証金を返してもらうのだ。

筆者以外にも、喉から手が出るぐらいワクチン接種を望む人は相当多いだろう。競争率は半端なく高いはずだ。ということで、複数のサイトに登録して、接種の番が回ってくる確率を上げることにした。

二つ目に登録したのは都内でチェーン展開しているMクリニック。土日もやっている変わり種医療のデパートといえるクリニックだった。科目を見ると、PCR検査、花粉症外来、禁煙外来のほか、自由診療は、にんにく注射、美容注射、そして性感染症まで手がけている。性感染症とわざわざ掲げるのは、風俗嬢がお得意様だからだろうか。
コロナのワクチン接種の項目を確認すると、【現在、医療従事者へのワクチンを優先しておりますが、キャンセル分については、非医療従事者への接種が可能です。以下のフォームに登録いただければ、キャンセルが出た時点で、原則メールにてお知らせします】とのこと。高齢者でも医療従事者でもない筆者も接種が可能だということになる。

先に返事が来たのは意外にもMクリニック。6月2日に登録したばかりなのに、翌朝10時にはメールが来たのだ。文面の最後に、以下のように記されているではないか。
「【本日のキャンセルご案内】
本日、〇〇院にて予約枠のご案内となります」

メールの着信に気がついたとき、発信から1時間以上が経っていた。今から申し出ても手遅れだろうな。そう思いつつも接種を希望するメールを返送した。すると1時間後に、クリニック側から電話がかかってきた。

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「〇〇クリニックと申します。コロナウイルスワクチン接種のご登録ありがとうございます。本日、起こしになるとのことですが、何時に来られますか? 午後4時以降でしたら御自由にお選びいただけます」
「2時間以内に来れますか?」といった急を要する確認の電話だと思っていたので意外だった。善は急げということで、筆者は夕方の診療が開始される午後4時に登録したのだった。<後編に続く>(文@西牟田靖)