日本人はなぜ小室圭氏をバッシングし続けるのか

写真はイメージです(撮影@編集部)

ようやく小室圭さんと小室眞子さんをめぐる大バッシングが2人の渡米により少し沈静化した。とにかく2017年末の小室さんの母・佳代さんと「元婚約者」をめぐる金銭トラブル以降、小室圭さんはネット炎上の主役であり続けた。

恐らく、2月に行われるニューヨーク州の司法試験の結果が出た時、そして2人に子供が生まれた時に再び2人は炎上をすることだろう。落ちたら「ざまーみろ」となり、受かったら「ロイヤル特権」を使った、となる。子供が生まれた場合は「KK(小室圭)の遺伝子が崇高なる皇室に入るのは許しがたい」などと書かれることはすでに想像できる。

ここでは、「皇室バッシング」についての平成の状態を振り返ってみる。天皇制については、日本共産党を含め、左派が反対をし、毎年8月15日の終戦記念日(左派は『敗戦記念日と呼べ!』と主張する)に、「反天連」が靖国神社に向けてデモをするなど反対派も多い。

しかし、保守派も平成以降、天皇家に対しては批判を寄せ続けた。多かったのは、雅子妃が「適応障害」により、公務に出席しなかった件である。週刊誌の批判報道が多かったのだが、箇条書きにするとこのような点が批判の対象となった。

・皇室費をもらっているにもかかわらず公式行事に出ない
・皇太子に公務を押し付け、自分はのうのうと暮らしている
・こんなに公務をしない女ではなく、別の妻を皇太子は娶るべきだった
・なんで何年も「適応障害」で仕事をさぼり続け、税金で生き続けているのだ

さらに「将来の天皇たる男児を産まない」という点も保守派からの批判に繋がった。これは明らかにやり過ぎである。男児が生まれるか、女児が生まれるか、さらには生まれない、ということは、夫婦の間では、批判の対象になるべきことでは一切ない。

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