【防げた事件ではなかったのか】安倍元総理銃撃事件 「銃声の種類など関係ない。テロに対する意識の欠如が問題」(現役警察官)
こんな事があってはいけない。
安倍晋三元総理が銃撃された7月8日。安倍元総理に批判的だった僕も、愕然としました。
こんな事が、先進国と言われる国で(そうでない国でも)あってはいけないのです。今の時点で、この事件の真相は山上徹也容疑者の自供を待たなければなりません。が、3つの事象で構成されている事件のように映ります。
まずは動機です。これは山上容疑者の自供と、裁判の過程で明らかになっていくことでしょう。旧統一教会(註・以下分かりやすいように「統一教会」とする)に家庭を壊され、自身の生活も立ちゆかなくなった。その憎き宗教団体に応援メッセージを送る、あるいは協力の姿勢を見せる安倍元総理が標的とされていった―ー。もう凍結されていますが、山上容疑者のツイートからそのように読み取れます。
もう一つは統一教会と日本政界との癒着。統一教会とのつながりは岸信介元首相のころまで遡り、現在まで続いています。このつながりを掘り下げると、僕は裏社会を含めた「危険領域」まで行くと見ています。こま解明は少し時間がかかるでしょう。
上記2つの事件を構成する要素は時間の経過を見なければなりません。が、3つの事象のうち明らかにされていることがあります。
奈良県警および警視庁SPの大失態です。これに対してSNSでは手製の銃での音と市販の銃の音は聞きわけられないから、という意見が散見されました。
果たしてそうでしょうか。
この論の代表的な例として、売れっ子コメンテーターのひろゆき氏のツイートを例に挙げてみます。主旨が曲がらないよう正確に引用します。
「なぜこの時期に」右翼関係者らに直撃するも首をかしげる 安倍元首相、背後から撃たれ心肺停止 SPの動きに不審 | TABLO