「安倍晋三元首相に最も食い込んだ」岩田明子さん 阿川佐和子さんとの対談で思わず出てしまった本音に注目してみた│プチ鹿島

記者の本懐とは何なのでしょう。

「文春砲」が相変わらず賑やかです。最近では何といっても木原官房副長官に関しての報道です。木原氏の妻が5年前に、ある殺人事件の重要参考人として警視庁から事情聴取され、実家なども家宅捜索を受けていたことを報じました。何週にもわたるゾクゾクする内容はまるで松本清張。私はもう「木原清張」と呼んでいます。
文春は「なぜ木原事件を報じるのか」として、

・自身の政治権力を熟知し、それを私的に利用する木原氏は、国の舵取りを任せるのにふさわしいのか

と問いかけています。

ついでに言うと私の注目点は「公」と「私」について。木原氏は愛人宅から首相官邸に出勤することもあるといい、奥さんは大注目されている。木原氏はこんな状態で岸田首相の右腕として本当に働けているのか?
「私」の部分が「公」に影響を与えていないか? 国民への政策はおろそかになっていないか? そんな点が気になるのです。

さて文春にはこういうド派手な記事とは別に、えっ!と思う「スクープ」もありました。それは阿川佐和子さんがゲストを招いて対談するコーナーでした。

8月3日号は「ジャーナリスト」の岩田明子氏がゲストだった。NHKにいた方で安倍晋三元首相時代は必ずと言っていいほど会見後などに「解説」をしていた方だ。現在はNHKを退局されて民放の番組でもご活躍中。