複雑な家庭環境で育った1人の女性の波乱万丈の半生 朗読劇 Drmatic Reading『淳子』が開催

出演、永野百合香は、「今までこんな世界もあると、知ってはいても向かい合うことのなかった世界。ただ、真摯に向き合って大切に言葉を伝えたい。それが今、私の出来ることだから どうそ、受け取ってください」と話す。

原作者の竹田淳子氏は、「初めて台本を読んだ時に淳子役、少女役の演者さん達は時折、声を詰まらせていた。稽古中もネガティブな言葉ばかりなので、しんどかったのではないかと心配しました。皆さん全力の体当たりで演じて下さるのでしっかりと闇の世界の現実が伝わると思い、感謝しています」 と語った。

ストーリーは、 父は組長、母はストリッパー。13歳で覚醒剤に溺れ、最初の夫から逃れる為に風俗の世界へ。 次の夫の為に家は全焼し多額の借金を負う。 3番目の夫との出来事で4年間の実刑。 過酷な刑務所生活と独り子の 「長生きして下さい」の一言に更生を決意。 倫理法人会で心を学び多くの経営者たちと出逢い、やがて非行へと向かう人々を救い上げ、 出獄後の社会復帰をする人物と出逢う。 自らの過酷な体験を武器にラブサポーター淳子は今日も時と場所を選ばず駆け巡る。(文@星野純蓮)