日本人がパフォーマンスする「侍フラメンコ」がスペインで好評

ダンサー永田健氏。
スペインに次ぐフラメンコ人口を誇る日本の フラメンコ界を牽引するダンサー永田健氏が代表を務めるフラメンコと和を融合するプロジェクト「日本に恋した、フラメンコ」は、スペイン4都市で5公演を開催し、大旋風を引き起こした。 「琵琶と下駄で踊る侍フラメンコ。日本語で着物で踊りましたが、どこへ行っても大絶賛の嵐でした」と永田氏は回想した。 琵琶の須田隆久、踊りの永田健、飯塚真紀 に、日本およびスペイン在住の愛好家が加わった。
11月16日 に、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ市(通称ヘレス:フラメンコの聖地)のTV「オンダ・ヘレス」に出演し、下駄と木刀で踊る侍パフォーマンスを披露。同夜、セビージャ市(同じくフラメンコの発祥地)で一番有名なフラメンコバル、ロス・ガジョスにゲスト出演。 17日には、長崎26聖人の遺骨が眠る修道院のあるエスパルチーナ市のホールで公演。 18日にコリア・デル・リオ市の劇場で公演。
両市とも慶長使節団とゆかりの深く、支倉常長らが長期滞在した地。特にコリアは現地に残った侍の子孫でハポン姓を名乗る人が今も600人居住し、天皇陛下も2013年に表敬訪問している。 19日にセビージャでジャパンウィーク開幕。オープニングセレモニーの大トリでサンフランシスコ広場でパフォーマンス。 20日には、ヘレスの人気フラメンコバル「El Pasajeエル・パサヘ」で特別公演。お客さんのFacebook投稿が400人にシェアされる。